1: 2018/01/27(土) 14:03:40.73 ID:CAP_USER
地球上のどこでも自分の正確な位置がわかる「全地球測位システム」(GPS)。
カーナビから携帯電話、腕時計まで、さまざまなもので使われ、いまや私たちの生活にとって欠かせない存在となった。
GPSは、地球のまわりに24機の人工衛星を配備することで、その機能を実現している。
そのため、地球上や地球周辺の宇宙空間では使えるものの、地球から遠く離れた深宇宙では、GPSの信号が届かなくなるため使うことができない。
そこで米国航空宇宙局(NASA)は、太陽系内はもちろん、この銀河系の中ならどこでも探査機や宇宙船の正確な位置を知ることができる、「全銀河系測位システム」の開発に挑んでいる。
そして2018年1月12日、その実証実験に成功したと明らかにした。
〈GPS衛星の代わりにパルサーを活用した、新たなる天測航法〉
GPSの仕組みについて、よくGPS衛星そのものが位置情報を発信し、私たちのもつ端末に届けてくれていると誤解されることがある。
実際には、GPS衛星は時刻や軌道の情報を発信しているだけで、あとは携帯電話やカーナビといった端末が複数のGPS衛星からの信号を受信し、それをもとに端末自身が計算することで現在位置を割り出している。
GPS衛星の信号は地上はもちろん、地球周辺の宇宙空間では使えるものの、衛星から離れていくにつれて信号が弱くなるため、地球から遠く離れた深宇宙の航行や、他の惑星に探査では利用することができない。
そこでNASAが目をつけたのが、「パルサー」と呼ばれる天体である。
パルサーは、超新星爆発のあとに残された超高密度の天体である中性子星の一種で、可視光線や電波、X線やガンマ線を、自転に伴って、規則正しく、パルス的に放射している天体のことを指す。あまりに規則正しく放射されていることから、1967年の発見当初は地球外生命が出しているのではないかと考えられたほどだった。
現在までに3000個近いパルサーが発見されている。
NASAのJason Mitchell氏らが率いる実験チームは、このパルサーが出す規則正しいパルスを利用することで、GPSのない深宇宙でも測位ができないか、と考えた。
続きはソースで
画像:今回の実証実験を行った望遠鏡「NICER」。国際宇宙ステーションに設置されてい
https://news.mynavi.jp/article/20180126-576691/images/001.jpg
画像:パルサーの想像図。パルサーとは、超新星爆発のあとに残された超高密度の天体である中性子星の一種で、可視光線や電波、X線やガンマ線を、自転に伴って、
規則正しく、パルス的に放射している天体のこと (C) NASA
https://news.mynavi.jp/article/20180126-576691/images/002.jpg
画像:NICERに装備された望遠鏡群
https://news.mynavi.jp/article/20180126-576691/images/003.jpg
画像:S◯XTANTの技術をより成熟させることで、将来実際に探査機や宇宙船の航法に使えるようになるかもしれない
https://news.mynavi.jp/article/20180126-576691/images/004.jpg
マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20180126-576691/
カーナビから携帯電話、腕時計まで、さまざまなもので使われ、いまや私たちの生活にとって欠かせない存在となった。
GPSは、地球のまわりに24機の人工衛星を配備することで、その機能を実現している。
そのため、地球上や地球周辺の宇宙空間では使えるものの、地球から遠く離れた深宇宙では、GPSの信号が届かなくなるため使うことができない。
そこで米国航空宇宙局(NASA)は、太陽系内はもちろん、この銀河系の中ならどこでも探査機や宇宙船の正確な位置を知ることができる、「全銀河系測位システム」の開発に挑んでいる。
そして2018年1月12日、その実証実験に成功したと明らかにした。
〈GPS衛星の代わりにパルサーを活用した、新たなる天測航法〉
GPSの仕組みについて、よくGPS衛星そのものが位置情報を発信し、私たちのもつ端末に届けてくれていると誤解されることがある。
実際には、GPS衛星は時刻や軌道の情報を発信しているだけで、あとは携帯電話やカーナビといった端末が複数のGPS衛星からの信号を受信し、それをもとに端末自身が計算することで現在位置を割り出している。
GPS衛星の信号は地上はもちろん、地球周辺の宇宙空間では使えるものの、衛星から離れていくにつれて信号が弱くなるため、地球から遠く離れた深宇宙の航行や、他の惑星に探査では利用することができない。
そこでNASAが目をつけたのが、「パルサー」と呼ばれる天体である。
パルサーは、超新星爆発のあとに残された超高密度の天体である中性子星の一種で、可視光線や電波、X線やガンマ線を、自転に伴って、規則正しく、パルス的に放射している天体のことを指す。あまりに規則正しく放射されていることから、1967年の発見当初は地球外生命が出しているのではないかと考えられたほどだった。
現在までに3000個近いパルサーが発見されている。
NASAのJason Mitchell氏らが率いる実験チームは、このパルサーが出す規則正しいパルスを利用することで、GPSのない深宇宙でも測位ができないか、と考えた。
続きはソースで
画像:今回の実証実験を行った望遠鏡「NICER」。国際宇宙ステーションに設置されてい
https://news.mynavi.jp/article/20180126-576691/images/001.jpg
画像:パルサーの想像図。パルサーとは、超新星爆発のあとに残された超高密度の天体である中性子星の一種で、可視光線や電波、X線やガンマ線を、自転に伴って、
規則正しく、パルス的に放射している天体のこと (C) NASA
https://news.mynavi.jp/article/20180126-576691/images/002.jpg
画像:NICERに装備された望遠鏡群
https://news.mynavi.jp/article/20180126-576691/images/003.jpg
画像:S◯XTANTの技術をより成熟させることで、将来実際に探査機や宇宙船の航法に使えるようになるかもしれない
https://news.mynavi.jp/article/20180126-576691/images/004.jpg
マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20180126-576691/
引用元: ・【宇宙開発】NASA、「パルサー」と呼ばれる天体を利用した「全銀河系測位システム」の実証に成功[18/01/26]
NASA、「パルサー」と呼ばれる天体を利用した「全銀河系測位システム」の実証に成功の続きを読む