1: 2016/02/15(月) 08:01:13.98 ID:CAP_USER.net
謎の古代文明の遺跡、最後の悲劇物語る遺物が続々 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/021200054/
まだ謎が多く、文明の名前も定まっていない先コロンブス期におけるホンジュラスの古代都市の遺跡から、貴重な石の遺物がこの数カ月でいくつも発見された。
米国とホンジュラスの合同考古学者チームが、「ジャガーの街」と呼ばれる現場の中央にある大きな土塁の基礎部分から、200以上の彫刻物を発見したのだ。
(参考記事:「中米ホンジュラス 密林に眠る伝説の都」)
遺物は同国東部のカタカマス近郊にある研究所にヘリコプターで運ばれていった。遺物の研究・保管のため、先ごろ開設された施設だ。
(参考記事:「謎の古代文明の遺跡、ホンジュラス政府が保護へ」)
「これらの遺物は、神への捧げ物です」と話すのは、米コロラド州立大学の考古学者でチームを指揮するクリス・フィッシャー氏だ。「ここは神殿のようなものです」。
遺物発見の報告はホンジュラス東部の他の地域でも過去にあったが、専門家による発掘が始まったのはこの場所が初めてだ。
発掘の結果、遺物は整備された赤土の土台にすべて丁重に並べられていたことが分かった。中央にはやや羽を広げた、謎めいたコンドルの彫刻がある。
その周囲には、縁にコンドルとヘビの飾りが付いた儀式用の石の器が配置され、人のような奇妙な形が彫り込まれた物もあった。
頭部は三角形で目はくぼみ、口は開き、胴体は弱々しい。
フィッシャー氏は、これは「死者の姿」を描いており、器には埋葬のために布で巻かれた先祖の遺骸が納められていたのではと推測している。
遺物がまとまって出た中心付近から、フィッシャー氏らのチームは石の「メタテ」をいくつも掘り出した。
曲面のテーブルに3本の脚が付いたような見た目の、トウモロコシをひく台だが、それにしては大きすぎて装飾も多い。その多くには動物の姿や幾何学模様が彫られていた。
中には、半人半獣の状態になったシャーマンを表すとされる、この古代都市名の由来にもなった「ワージャガー」の頭部が彫られた物もある。
これらは権力者の椅子と考えられ、メソアメリカの考古学でいう後古典期(紀元10~16世紀前半)に属するとみられている。(参考記事:「謎の古代文明の遺跡から、新たに12点の出土品」)
先コロンブス期のこの都市が発見されたのは2012年。パルス状のレーザー光で地形を描き出す技術「LIDAR」による上空からの調査で存在が明らかになった。
山々に囲まれた未踏の谷で、かつての街は三層もの林冠を持つジャングルに隠れていたのだ。今はモスキティアという人里離れたへき地になっている。
2015年2月、考古学者たちは初めて遺跡に足を踏み入れ、調査2日目に遺物の山に行きあたった。(参考記事:「空から地球を診断する」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/021200054/
まだ謎が多く、文明の名前も定まっていない先コロンブス期におけるホンジュラスの古代都市の遺跡から、貴重な石の遺物がこの数カ月でいくつも発見された。
米国とホンジュラスの合同考古学者チームが、「ジャガーの街」と呼ばれる現場の中央にある大きな土塁の基礎部分から、200以上の彫刻物を発見したのだ。
(参考記事:「中米ホンジュラス 密林に眠る伝説の都」)
遺物は同国東部のカタカマス近郊にある研究所にヘリコプターで運ばれていった。遺物の研究・保管のため、先ごろ開設された施設だ。
(参考記事:「謎の古代文明の遺跡、ホンジュラス政府が保護へ」)
「これらの遺物は、神への捧げ物です」と話すのは、米コロラド州立大学の考古学者でチームを指揮するクリス・フィッシャー氏だ。「ここは神殿のようなものです」。
遺物発見の報告はホンジュラス東部の他の地域でも過去にあったが、専門家による発掘が始まったのはこの場所が初めてだ。
発掘の結果、遺物は整備された赤土の土台にすべて丁重に並べられていたことが分かった。中央にはやや羽を広げた、謎めいたコンドルの彫刻がある。
その周囲には、縁にコンドルとヘビの飾りが付いた儀式用の石の器が配置され、人のような奇妙な形が彫り込まれた物もあった。
頭部は三角形で目はくぼみ、口は開き、胴体は弱々しい。
フィッシャー氏は、これは「死者の姿」を描いており、器には埋葬のために布で巻かれた先祖の遺骸が納められていたのではと推測している。
遺物がまとまって出た中心付近から、フィッシャー氏らのチームは石の「メタテ」をいくつも掘り出した。
曲面のテーブルに3本の脚が付いたような見た目の、トウモロコシをひく台だが、それにしては大きすぎて装飾も多い。その多くには動物の姿や幾何学模様が彫られていた。
中には、半人半獣の状態になったシャーマンを表すとされる、この古代都市名の由来にもなった「ワージャガー」の頭部が彫られた物もある。
これらは権力者の椅子と考えられ、メソアメリカの考古学でいう後古典期(紀元10~16世紀前半)に属するとみられている。(参考記事:「謎の古代文明の遺跡から、新たに12点の出土品」)
先コロンブス期のこの都市が発見されたのは2012年。パルス状のレーザー光で地形を描き出す技術「LIDAR」による上空からの調査で存在が明らかになった。
山々に囲まれた未踏の谷で、かつての街は三層もの林冠を持つジャングルに隠れていたのだ。今はモスキティアという人里離れたへき地になっている。
2015年2月、考古学者たちは初めて遺跡に足を踏み入れ、調査2日目に遺物の山に行きあたった。(参考記事:「空から地球を診断する」)
貿易と商業の中心として繁栄
発掘された範囲は20平方メートル以下だ。遺跡全体はずっと広大で、川沿いの数キロにわたって先史時代の集落が少なくとも19カ所あり、おそらく1人の指導者に率いられていたとみられる。
発掘地点の近くには平行に並んだ2つの土塁があり、マヤ文明にみられるようなメソアメリカの球技場の跡の可能性がある。
続きはソースで
発掘された範囲は20平方メートル以下だ。遺跡全体はずっと広大で、川沿いの数キロにわたって先史時代の集落が少なくとも19カ所あり、おそらく1人の指導者に率いられていたとみられる。
発掘地点の近くには平行に並んだ2つの土塁があり、マヤ文明にみられるようなメソアメリカの球技場の跡の可能性がある。
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引用元: ・【考古学】謎の古代文明の遺跡、最後の悲劇物語る遺物が続々 動物の彫刻が施された遺物が新たに200点以上出土、ホンジュラス
謎の古代文明の遺跡、最後の悲劇物語る遺物が続々 動物の彫刻が施された遺物が新たに200点以上出土、ホンジュラスの続きを読む