1: 2014/12/19(金) 22:51:11.94 ID:???.net
掲載日:2014/12/19

東北大学(東北大)と慶應義塾大学はこのほど、便秘症の治療薬として使用される「ルビプロストン」という薬剤に、慢性腎臓病の進行を抑える効果があると発表した。

同成果は東北大学大学院医学系研究科および医工学研究科病態液性制御学分野の阿部高明 教授と、慶應義塾大学先端生命科学研究所の福田真嗣 特任准教授、同 曽我朋義 教授ら研究グループによるもの。
12月18日(現地時間)付の米腎臓学会学術誌「Journal of the American Society of Nephrology」に掲載された。

慢性腎臓病は、腎機能が慢性かつ進行性に低下する病態で、最終的には末期腎不全に陥るだけでなく、脳心血管疾患の発症率や死亡率を高めることで知られるが、高血圧や糖尿病に対する治療を行う以外治療法が無い現状がある。

これに対し、腎臓が働かないために、体内に溜まってしまった尿毒素による各種腎臓への悪影響を抑えることが腎臓病の進行を抑制する手段として期待されている。また、腎臓病で蓄積するさまざまな尿毒素のうち、最も有害といわれているインドキシル硫酸などの産生には腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう:体内の細菌群が作り出す生態系)が関わっていることが知られており、近年、慢性腎臓病では腸内環境全体が悪い方向に変化していること明らかとなっていた。

この背景から研究チームは、腸内細菌叢を慢性腎臓病の新しい治療ターゲットとして腸内環境および腸内細菌叢に注目して研究を続けていた。

今回の発見では、腸内環境を変化させる薬剤として、一般には便秘症の治療薬として使用されるルビプロストンの効果を検討した。
同剤は腸液の分泌を増加させ、腸管内容物の移動を促進させる効果を持つ。

続きはソースで

<画像>
ルビプロストンの投与による効果
http://news.mynavi.jp/news/2014/12/19/326/images/001l.jpg

<参照>
腸内環境改善による腎臓病治療法の開発 —便秘症の治療薬が腎臓病の治療薬になる可能性—:[慶應義塾]
http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2014/osa3qr000000hbye.html

<記事掲載元>
http://news.mynavi.jp/news/2014/12/19/326/

引用元: 【医療】便秘薬による腸内環境の改善が慢性腎臓病の進行を抑制 - 東北大と慶大

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