理系にゅーす

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円盤

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1: 2015/10/25(日) 06:47:09.45 ID:UNgXeaXx*.net
2015年10月24日 19時00分00秒

ダウンロード (1)


星がブラックホールに近づいたとき、星のブラックホールに近い側と遠い側にかかる重力に大きな違いが生じて、星は近い側から粉々に砕かれブラックホールへと落ち、ガス状の円盤がブラックホールの周囲に発生し、中心から数年に渡ってX線が発生すると考えられており、この現象は「潮汐破壊」と呼ばれています。2015年現在までは、潮汐破壊が発生することは確認されていたのものの、その発生過程については明らかになっていませんでした。

しかし、天文学者が率いる調査チームが潮汐破壊の観測に成功し、NASAがレンダリングしたアニメーション映像を公開しています。

Destroyed Star Rains Onto Black Hole, Winds Blow It Back | NASA
http://www.nasa.gov/mission_pages/chandra/destroyed-star-rains-onto-black-hole-winds-blow-it-back.html

Flows of X-ray gas reveal the disruption of a star by a massive black hole : Nature : Nature Publishing Group
http://www.nature.com/nature/journal/v526/n7574/abs/nature15708.html?lang=en

星が強力な重力で吸い込まれた後、ブラックホールに落ちていく残骸が何百万度にも熱せられ強烈なX線を放射。きわめて温度の高い極限状態で放射されたX線は波長が短く光を放ち、星の残骸が事象の地平線の向こう側に落ちるに連れて光はどんどん弱くなっていきます。
このときに、ガスが発生しブラックホールの中心に向かってらせんを描くように吸い込まれていくのですが、この現象の発生経緯は謎に包まれたままでした。

しかしながら、ミシガン大学天文学部のJon M. Miller博士やオランダ宇宙研究所のJelle Kaastra博士などが率いるプロジェクト「All-Sky Automated Survey for Supernovae」が、3台のX線望遠鏡を使って異なる波長で見ることにより潮汐破壊の発生過程の観測に成功。
今回観測されたのは、地球から2億9000万光年離れたところにある銀河「PGC 043234」の中心にあり、太陽の何百万倍もの質量のブラックホールで発生した潮汐破壊で、直近の数十年で地球から最も近い場所で発生したもの。実際に潮汐破壊が発生したのは2014年11月のことです。

同プロジェクトを率いたミシガン大学のMiller博士は「潮汐破壊が発生していることを示す証拠はたくさんあり、潮汐破壊発生時に何が起こっているか多くの議論が交わされてきました。
今回観測された潮汐破壊は、実際に何が起こっているかを理解するために今までにないくらいの最高の機会でした」と述べています。

NASAは同プロジェクトで収集された観測データをレンダリングして潮汐破壊を再現したアニメーション映像を公開しており、潮汐破壊発生時に何が起こっているのかを理解するのにかなりわかりやすくなっています。

NASA | Massive Black Hole Shreds Passing Star - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=hu6hIhW00Fk



(記事の続きや関連情報はリンク先で)

引用元:gigazine http://gigazine.net/news/20151024-nasa-tidal-disruption/

引用元: 【宇宙】 ブラックホールが星を飲み込むときに何が起こっているか判明してNASAがレンダリング映像を公開 (gigazine)

ブラックホールが星を飲み込むときに何が起こっているか判明してNASAがレンダリング映像を公開の続きを読む

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1: 2015/08/28(金) 18:14:34.29 ID:???.net
「形態変化」する銀河、円盤から楕円形に 国際研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3058615


【8月28日 AFP】宇宙に存在する多くの銀河は、過去80億年ほどの間に劇的な形態変化を遂げているとの研究結果が27日、発表された。これらの銀河は、丸い円盤から楕円(だえん)形へと形態を変化させたという。

 国際研究チームは、現在観測可能な宇宙に存在する数十億個の銀河のうち、約1万個の銀河に関する観測データを詳細に調べた後、ハッブル(Hubble)とハーシェル(Herschel)の両宇宙望遠鏡を用いて、宇宙史をさかのぼる遠方銀河の観測を行った。

 研究を主導した天文学者らが所属する英カーディフ大学(Cardiff University)物理・天文学部から発表された声明によると、観測の結果、約137億年前のビッグバン(Big Bang)の後に形成された恒星の83%は当初、回転している平らな円盤形の銀河に集まっていた。しかし現在では、これらの円盤形の銀河内には、宇宙に存在する恒星の49%しか位置しておらず、残りは楕円形の銀河内に位置していることが確認されている。

 この結果について声明は「円盤形の銀河が楕円形の銀河になった大規模な形態変化が起きたことを示唆している」と説明している。

 宇宙に存在する恒星の大半は、120億年前~80億年前の間に形成されたと考えられている。

続きはソースで

images


(c)AFP

引用元: 【銀河天文学】「形態変化」する銀河、円盤から楕円形に 国際研究

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1: 2015/07/20(月) 19:01:22.65 ID:???*.net

画像
棒渦巻き銀河NGC1097(NASA、米カリフォルニア工科大提供)
http://www.sankei.com/images/news/150720/lif1507200027-p1.jpg

約4700万光年離れた銀河の中心に存在する超巨大ブラックホールが太陽の1億4千万倍の質量を持つことを、総合研究大学院大などのチームが南米チリのアルマ望遠鏡による観測で突き止めた。米天体物理学誌に発表した。

 チームは星が円盤状に分布し、中心部に細長く伸びた構造を持つ棒渦巻き銀河「NGC1097」の電波を観測。
分子ガスの分布や動きのデータから、中心にある超巨大ブラックホールの質量を算出した。

 アルマ望遠鏡は感度が高く、ガスの速度を精密に測定できる。わずか2時間程度の観測で、計算に必要なデータが得られた。

 質量の測定には星の運動を利用する方法などがあるが、銀河の種類によっては計算が難しい。

続きはソースで

images


http://www.sankei.com/life/news/150720/lif1507200027-n1.html

引用元: 【宇宙】質量は太陽の1億4千万倍 超巨大ブラックホールを観測[7/20]

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1: 2015/05/12(火) 17:53:40.40 ID:???.net
アンドロメダ銀河を包む巨大なハローの存在が明らかに (THE PAGE) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150512-00000006-wordleaf-sctch

画像
http://amd.c.yimg.jp/im_sigg7lqmHJaz6oITvHitVC3ssA---x600-y488-q90/amd/20150512-00000006-wordleaf-000-5-view.jpg
ハローの大きさを示したイラスト(提供:NASA, ESA, A. Feild (STScI), N. Lehner and J.C. Howk (University of Notre Dame), and B. Wakker (University of Wisconsin, Madison))


 アンドロメダ銀河の周囲に広がる「ハロー」が、これまでに測定されていたよりもはるかに大きいことが分かりました。私たちが住んでいる天の川銀河とアンドロメダ銀河は、約40億年後に衝突して1つの巨大な楕円銀河になると考えられていますが、もし天の川銀河にも同じくらいの大きさのハローがあるとすれば、2つの銀河のハローはすでにぶつかり始めているのかもしれません。

 アンドロメダ銀河の円盤部分の直径は約20万光年。もし、銀河が十分に明るかったならば、地球から見ると満月6個分ほどの大きさに見えるはずです。この銀河を「ハロー」と呼ばれる高温で希薄なガスでできた球状の構造が包み込んでいます。ハローは、銀河中のあちこちで起こった超新星爆発によって吹き飛ばされたガスで作られたと考えられています。

 アンドロメダ銀河を包むハローの存在は、すでに分かっていましたが、ハッブル宇宙望遠鏡の観測によって、アンドロメダ銀河のハローは、従来の測定よりも6倍も大きく1000倍も重いことが明らかになりました。その広さは、さしわたし200万光年にも広がっていて、もし目で見ることができれば、満月100個分にも達する広さだと言われています。

 研究の鍵となったのは、クエーサーと呼ばれる明るい天体です。地球から見てアンドロメダ銀河の向こう側にあるクエーサーを観測します。はるか遠くに位置するクエーサーからの光が銀河のハロー部分を通過すると、ハローの中のガスが光を吸収し、紫外線の一部が少し暗くなります。銀河の周囲に見える18個のクエーサーからの光を調べた結果、ハローの巨大さが明らかになったというわけです(図参照)。

 アンドロメダ銀河は、天の川銀河から250万光年離れた「お隣」の銀河です。空の条件が良ければ肉眼でも見え、写真では美しい渦巻き模様をとらえることができます。

no title


(監修:アストロアーツ(http://www.astroarts.co.jp/news/2015/05/11m31/index-j.shtml))

引用元: 【銀河天文学】アンドロメダ銀河を包む巨大なハローが、これまでに測定されていたよりもはるかに大きいことが明らかに

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1: 2015/03/11(水) 00:03:45.28 ID:???.net
掲載日:2015年3月10日
http://www.zaikei.co.jp/article/20150310/239687.html

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 京都大学の太田耕司教授らによる研究グループは、ハッブル宇宙望遠鏡の撮像データを解析することによって、丸い円盤銀河が出現した時期は現在から約70億年前であることを明らかにした。

 銀河には、星やガスが回転運動をしており渦巻き模様の見られる円盤銀河と、星がランダムな運動をしており模様の見えない楕円銀河の2種類がある。渦巻き銀河では、星やガスが円盤状に分布しており、円盤銀河とも呼ばれる。
銀河の形態進化は重要な問題だが、近赤外線域での角分解能の高い観測が困難であったため、これまでよく分かっていなかった。

 今回の研究では、赤方偏移2.5-1.4(宇宙年齢26億年から44億年)の時代、1.4-0.85(44億年から64億年)の時代、0.85-0.50(64億年から84億年)の時代と約20億年ごとの時代に分けて、統計的に銀河の形に制限をつけた。その結果、厚みに相当するC/Aの値はほぼ不変で現在の円盤銀河と同じであるのに対して、円盤の歪を表すB/Aの最頻値は各時代で0.81、0.84、0.92 となり、最後の値は現在の宇宙に見られる円盤銀河の丸さである0.95とほぼ一致していることが分かった。
つまり、形の進化は徐々に起こっているようで、概ね赤方偏移0.85付近になると、ほぼ丸い円盤になってきたと言ってよいと考えられる。

続きはソースで

<画像>
丸くなる円盤銀河の進化のイメージ図(京都大学の発表資料より)
http://www.zaikei.co.jp/files/general/2015031019211360big.jpg

<参照>
丸い円盤銀河の出現時期は70億年前? — 京都大学
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2014/150309_1.html

When did Round Disk Galaxies Form? - Abstract - The Astrophysical Journal - IOPscience
http://iopscience.iop.org/0004-637X/801/1/2/

引用元: 【天体物理】京大、丸い円盤銀河が出現した時期は70億年前であることを明らかに

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1: 2015/02/21(土) 09:31:33.60 ID:???.net
掲載日:2015年2月20日
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150220/436508/

画像
膨大な量の高温のガスの柱を噴出する超巨大ブラックホール。NGC 1068という銀河のX線画像と光学画像を合成した。
(PHOTOGRAPH BY X-RAY: NASA/CXC/MIT/UCSB/P.OGLE ET AL.; OPTICAL: NASA/STSCI/A.CAPETTI ET AL.)
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150220/436508/ph_thumb.jpg

 遠方の銀河の中心にある超巨大ブラックホールから光速の3分の1という途方もないスピードで四方八方に噴出する「げっぷ」のような風は、ブラックホール自身の成長を制限し、その付近での星形成を終わらせている可能性があるという研究を、英国の研究者らが2015年2月20日付『Science』誌で発表した。

 英国キール大学の天文学者エマヌエーレ・ナルディーニらは今回、欧州宇宙機関のX線観測衛星XMM-ニュートンとNASA のX線宇宙望遠鏡NuSTARを使って、へび座のPDS 456というクエーサーから噴出する高温のガスの「風」の地図を作った。

 クエーサーは、地球から非常に遠いところにあり、極めて明るいために全体が恒星のような点光源に見える天体のこと。
今回観測されたクエーサーは、なかでも地球から比較的近いもので、20億光年ほどの距離にある。

 クエーサーを輝かせているのは、その中心にある巨大なブラックホール、より正確にはブラックホールのまわりに
できる降着円盤というパンケーキのような形のガスの雲。ブラックホールの周囲の物質は、ここを猛スピードで
回転しながら重力場に落ち込んでいき、数百万度という高温になって、強烈な光を発する。

 われわれの銀河系を含め、事実上すべての銀河の中心またはその近傍には、恒星数百万~数十億個分の質量を持つ超巨大ブラックホールがある。しかし、すべての超巨大ブラックホールがクエーサーを輝かせるわけではない。
「以前も、クエーサーから地球の方向に噴出してくるガスを観測したことはありました」とナルディーニはいう。
「けれども、あらゆる方向に噴出していることを証明できたのは今回が初めてです」

続きはソースで

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<参照>
ESA Science & Technology: Widespread wind from black hole can shape star formation
http://sci.esa.int/xmm-newton/55475-widespread-wind-from-black-hole-can-shape-star-formation/

Black hole feedback in the luminous quasar PDS 456
http://www.sciencemag.org/content/347/6224/860.abstract

引用元: 【宇宙】ブラックホールの「げっぷ」が星形成を終わらせる クエーサーから噴出した高温のガスが、新たな星が形成される雲を吹き散らす

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