理系にゅーす

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1: 2019/04/02(火) 18:20:02.15 ID:CAP_USER
日本ではヘボン式のローマ字表記で「ラ」行に「R」が使われる。その一方で、英語の「R」の発音が苦手な日本人も多い。とはいえ「R」の発音と一口に言っても実は様々で、その人の背景や地域の歴史などを知る手がかりにもなる(文中敬称略)。

ジェイムズ・ハーベック

「R」の発音の仕方と一口に言っても、実に様々だ。うなったり、舌を丸めたり、舌を巻いたり。まるでドクター・フーのように変化して、まったく別の音になるものの、どれも「R」であることに代わりはない。ドクター・フーがどれだけ姿かたちを変えても、同じ「ドクター」だというのと同じように。けれども、どういう「R」の音を出すかによって人は、自分がどういう人間で、出身はどこで、どういう風に思われたいのか、実に雄弁に物語っている。

少なくとも1種類の「R」音を含む言語は、世界全体で75%に上る。「R発音」を英語の言語学用語で「rhotic」と言う。ほとんどの言語に「R」の音が含まれるものの、同じような発音は非常に少ない。口の一番奥で発音するのも「R」なら、唇で発音るすのも「R」だ。舌を細かく振動させるいわゆる巻き舌、空気の通過をしっかりふさぐ舌、空気を少しだけ通す舌、あるいはまったく何もしない舌など、舌の関わり方も様々だ。それでも私たちはだいたいどれも、同じ音のバリエーションだと認識する。たとえばフランス語の場合、「いわゆる」フランス語のRと私たちが思う音は、喉の奥を震わせるうがい音のような「R」だ。言語学者はこれを「口蓋垂音」と呼ぶ。エルキュール・ポワロが名乗るときのあの音だ。

一方でドイツ語の口蓋垂音の「R」は、母音に続く場合はまったく消えるので、フランス語とは少し違う。アーノルド・シュワルツェネッガーが名乗るのを聞くと違いが分かる。あるいは映画「キンダガートン・コップ」の有名な台詞(せりふ)、「It's not a tumour(腫瘍じゃない)」を言う際、シュワルツェネッガーは「It's not a tumah!」と言い、「tumour」の最後の「R」を発音しなかった。

すべての「R」音に共通するのは何なのか、言語学者は論争を重ねてきた。米シンシナティ大学による最近の超音波映像実験によると、人が「R」音を出すとき、舌の上や先の動きは多種多様でも、舌の付け根は必ず喉の筋肉を緊張させているのだという。

ほとんどの場合、「R」を発音するには他の音よりも時間がかかる。そしてほとんどの場合、幼児はなかなか「R」が言えるようにならない。舌先を振動させる巻き舌は、特に難しい。なので、もっと簡単な音で代替させようとするのは、ありがちなことだ。もっと簡単に発音するために言葉の音を変えるというのは、変化の大きい要因となる。相手に理解してもらうため面倒な発音もやぶさかではないが、もっと簡単に発音できるならそれに越したことはないのだ。ただし、欧州各地で「R」の発音がバラバラなのは、言いやすさ・聞きやすさが理由ではない。欧州では、流行とアイデンティティーが、「R」の違いの2大要因だ。

(英語記事 What a Single Sound Says About You)
http://www.bbc.com/culture/story/20190315-what-a-single-sound-says-about-you

https://ichef.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/471D/production/_106250281_r.jpg
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-47770193 
■どんどん巻いていこう

大昔の欧州では、ラテン語話者は「R」を舌先で発音していた。現代のイタリア語話者の大半が使うあの発音だ。フランス語話者も長いこと、あの「R」音を使っていた。しかし17世紀後半のパリで、喉の奥でうがいするような音を出す「R」がおしゃれ族の間で流行した。舌先を振動させるのが面倒だったのかもしれないし、単にかっこいいとおもったのかもしれない。ほかには「R」を「L」や「Z」に置き換えたり、(とんでもないことに)「R」をまったく発音しないという人も増えた。そのため、有名な医師のニコラ・アンドリィ・ド・ボワ=ルガールは、喉の奥を振るわせる口蓋垂音を使うように提唱した。この口蓋垂音の「R」は次第にフランス中に広まり、舌先を振動させる「R」はやがて「下品」、もしくは「田舎っぽい」と見なされるようになっていった。

そしてこの音は、町から町へとおしゃれ階級の間で広がり、ドイツ、オランダ、そしてデンマークまで伝わりましたとさ……と言われるものの、ことはそれほど単純ではない。喉の奥の「R」はこのころすでにドイツの一部地域で出現していたという記録もある。しかも、使っていたのは都会のおしゃれ族に限らない。とは言うものの、口蓋垂音の「R」がドイツや近隣諸国に広がったのは確かに、都会のおしゃれ族や行商人の移動に伴ってのことだった。1700年までにベルリンに定着し、18世紀後半までにはコペンハーゲンに広がり、そこからデンマーク一帯に伝わり、さらに19世紀後半までにはスウェーデン南部に到達し、そこで止まった。ドイツと古くから交易していたノルウェー・ベルゲン周辺にも伝わった。

同じ音はオランダにも伝わったが、オランダは各地で色々な「R」が混在している。舌先で発音する人も喉の奥で発音する人もいるほか、アメリカ人のように口の中央で発音する人もいる。言語の変化の最先端を行くのは通常、若い女性だが、オランダの若い女性がどういう「R」を好むかは、都市によって異なる。

一方で、お隣のベルギーのフラマン語(オランダ語の一種)は、口蓋垂音の「R」を使わない。ベルギーでは、口蓋垂音の「R」を使うフランス語も公用語なので、それも関係するのかもしれない。つまり、ベルギーでは「R」の発音の違いが、その人がどの言語集団に属するかを表すのだ。

口蓋垂音の「R」は西へも移動した。(一部の例外を除いて)スペインは抵抗したが、ポルトガルでは大流行した。ポルトガル語にはスペイン語と同様、二種類の「R」がある。重い「R」はたとえば「carro(荷車)」、軽い「R」は「caro(親愛な)」で使われる。19世紀後半には、大都市の実力者たちがフランス語の「R」に似た重い音で発音するようになった。フランスの直接的な影響によるかどうかは、分かっていないが、数十年のうちにこの重い「R」がほぼ主流となった。

ポルトガル語における「R」の多様性は、ブラジルでいっそうすごいことになっている。場所と話者によって、オランダ語の「ch」や「h」にも聞こえるし、文脈によってはまったく無音になる。よって、ブラジルでの重い「R」によって「carro」は私たちには「カホー」に聞こえ、「Rio」は「ヒオ」に聞こえるのだ。

その一方、軽い方の「R」の音は大なり小なり変わらなかった……最近までは。ポルトガルの都市部では最近、母音の後にアメリカ式に発音する人が登場し始めた。サンパウロに近い農村部ではもう何年も前からその発音だったが、「田舎なまり」と呼ばれ、おしゃれではないので広まらなかった。

(英語記事 What a Single Sound Says About You)
http://www.bbc.com/culture/story/20190315-what-a-single-sound-says-about-you

https://ichef.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/471D/production/_106250281_r.jpg
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-47770193

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引用元: 【言語】「R」の発音ひとつで分かる色々なこと あなたは誰?[04/02]

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1: 2019/02/16(土) 13:27:06.81 ID:CAP_USER
冬にぬくぬくした部屋で食べるアイスクリームは格別ですが、アイスクリームやかき氷などを勢いよく食べた後にキーンと頭が痛くなる「アイスクリーム頭痛」は、実は医学的に使われている用語。このアイスクリーム頭痛はなぜ起こるのか?ということについて、タフツ医療センターの神経科学者で頭痛の専門家でもあるStephanie Goldberg氏が解説しています。

What Is Brain Freeze?
https://www.livescience.com/64131-brain-freeze.html

アイスクリーム頭痛は正式にいうと「Cold stimulus headache(寒冷刺激による頭痛)」で、性別や年齢を問わず、冷たいものを食べた人が多く経験する症状のことを指します。医学的には、なぜアイスクリーム頭痛が起こるのかは明かされていません。アイスクリーム頭痛のトリガーとなるのは「温度」であり、「冷たいものを急いで食べる」といった内部トリガーだけでなく、極寒の外へ帽子なしで出かけるといった外部トリガーによってでも頭痛は発生します。極端に冷たい食べ物や空気が口蓋あるいは喉の奥にあたると、温度に敏感なこれらの部分の血管や刺激されることになるためです。

2012年に発表された小規模な研究では、アイルランド国立大学ゴールウェイ校とハーバード大学医学部の研究者らが、13人の被験者に対して意図的にアイスクリーム頭痛を起こして体の変化を観察しました。この実験では、被験者の目の裏、脳の中央に位置する前大脳動脈の血流が突然増加することが示されており、これがアイスクリーム頭痛の原因ではないかと考えられました。増加した血流をコントロールしようと血管が収縮するために痛みが発生する可能性があるわけです。

「脳は体の中で最も重要な器官の1つで、常に動く必要のあるものです。温度に対して非常に敏感な脳は、血管を拡張することで組織の中に血液を入れ、温度を保とうとしているのだと考えられます」とハーバード大学医学部のJorge Serrador氏は述べています。血液の流入自体はアイスクリーム頭痛を説明するものではないのですが、頭蓋骨内が圧迫されることで痛みが誘発される可能性があるそうです。

続きはソースで

https://i.gzn.jp/img/2019/02/16/icecream-headache/00.jpg
https://gigazine.net/news/20190216-icecream-headache/
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引用元: 【神経学】アイスを食べると頭が痛くなるのはなぜなのか?どうすれば避けることができるのか?[02/16]

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1: 2018/01/16(火) 18:30:48.34 ID:CAP_USER
【1月16日 AFP】
くしゃみを抑えると、喉の裂傷や鼓膜の損傷、脳血管の破裂などを引き起こす可能性があると、研究者らが15日、警鐘を鳴らした。

 多くの人は、くしゃみが出そうになると、本質的にくしゃみの爆発力を抑え込もうとして口や鼻などをすべてふさぐ。
だがこうした行為が場合によっていかに危険かということが、英レスター(Leicester)にある病院の救急外来を最近受診した34歳の男性の症例で明らかになった。
この男性は、首の腫れと激痛を訴えていた。

 英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)の症例報告データベース「BMJ Case Reports」に掲載された論文によると、担当医師らは・・・

続きはソースで

(c)AFP

関連ソース画像
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/1/8/700x460/img_18092b153d5d618ddfd7372aadf87e82226559.jpg

AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3158716
ダウンロード (2)


引用元: 【医学】くしゃみ抑制すると脳血管や喉、鼓膜が破裂する恐れ 医師ら警鐘

くしゃみ抑制すると脳血管や喉、鼓膜が破裂する恐れ 医師ら警鐘の続きを読む

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1: 2017/10/06(金) 05:39:17.66 ID:CAP_USER9
気管切開、戸惑わないで 医療的ケア児親向けサイト
2017/10/5 16:33
https://this.kiji.is/288575004957344865?c=39546741839462401

 病気や障害で呼吸がうまくできず、のどに穴を開ける「気管切開」が必要な子どもを持つ家族のために、国立成育医療研究センター(東京)が総合情報サイト「子どもの気管切開なび」を開設した。手術方法やたんの吸引など医療的ケアの仕方、生活の留意点などを写真とともに分かりやすく紹介している。

続きはソースで

images

引用元: 【医療】気管切開、戸惑わないで 国立成育医療研究センター(東京)が「子どもの気管切開なび」を開設

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1: 2017/01/12(木) 23:41:55.91 ID:CAP_USER
ヒヒ、人間そっくりの母音を発声 研究
2017年01月12日 12:22 発信地:パリ/フランス

【1月12日 AFP】ヒヒは、母音のアエイオウに似た音を発することができるとの研究結果が11日、発表された。
一部のサルが数百万年前から、言葉を発するための身体的能力を持っていたことを示唆する結果だという。

米科学誌「プロスワン(PLoS ONE)」に発表された今回の研究成果は、ヒヒが母音に似た一連の音を発するのを可能にする舌と喉頭を持っていることを証明することで、言語がどのように始まり、進化したかをめぐり長年続いている論争に新たな局面を開くものだ。

続きはソースで

▽引用元:AFPBBNews 2017年01月12日 12:22
http://www.afpbb.com/articles/-/3113832

▽関連
PLoS ONE
Evidence of a Vocalic Proto-System in the Baboon (Papio papio) Suggests Pre-Hominin Speech Precursors
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0169321
ダウンロード (1)


引用元: 【生物】ヒヒは、母音のアエイオウに似た音を発することができる/フランス国立科学研究センター©2ch.net

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1: 2016/04/08(金) 19:17:10.68 ID:CAP_USER*.net
 去年の夏以降、熱やせきなどの症状のあと原因不明の体のまひを訴える子どもが全国各地で相次ぎ、一部から「エンテロウイルスD68」が検出された問題で、子どもの9割に今も手や足がまひする後遺症が残っていることが、厚生労働省の研究班の調査で分かりました。

 まひした腕に神経を移植するなどして症状を改善させようという取り組みも一部で始まっていますが、患者や家族には治療に関する情報が十分知らされておらず、専門家は、国や学会は情報提供の仕組みを作るなど対応してほしいと指摘しています。

 この問題は、去年8月以降、東京や神奈川それに大阪、福岡など全国20以上の都府県で、子どもを中心に80人以上が発熱やせきなどの症状のあと原因不明の体のまひを訴えたもので、一部から「エンテロウイルスD68」が検出され、その関連が疑われています。

 厚生労働省の研究班が、子どもたちのその後の状況について調査したところ、調査が終わった46人のうち治っていたのは2人だけで、9割に当たる41人で手や足がまひする後遺症が残っていました。
後遺症が残った41人はいずれも15歳未満で、両方の足がまひした子どもが17人、左右どちらかの腕のまひが12人、両手両足のすべてがまひした子どもも4人以上いました。
こうした子どものうち、腕がまひしたケースについて、体のほかの場所にある神経を移植する手術を行い、症状を改善させようという治療が一部で始まっています。
過去に別のウイルスに感染し、腕がまひした子どもが回復したケースがあって効果が期待されていますが、この治療法は発症から1年を過ぎると効果が出にくくなるということです。

続きはソースで

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160408/k10010472281000.html
4月8日 19時02分

引用元: 【社会】発熱やせきなどのあと原因不明のまひ エンテロウイルスか 9割に後遺症

発熱やせきなどのあと原因不明のまひ エンテロウイルスか 9割に後遺症の続きを読む

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