1: 2016/04/20(水) 07:49:27.71 ID:CAP_USER.net
北朝鮮の聖なる火山「白頭山」に噴火の兆候 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/041900143/
北朝鮮と中国の国境をまたいでそびえる白頭山(ペクトゥサン)。近年、付近で地震が頻発していることから、噴火の可能性について各国の専門家が調査に乗り出している。
標高2744メートルの白頭山は、約1000年前に人類史上最大級の噴火を起こした火山で、吹き飛ばされた灰や岩石は遠く日本まで到達したといわれている。しかし、その実態については、詳しいことはほとんどわかっていない。(参考記事:「最大級、タンボラ山の噴火は世界をこれだけ変えた」)
現在、国際的な調査チームが、その地層から将来の噴火の可能性について、多数の地震計を使った調査を進めている。このような大規模な調査は北朝鮮ではほとんど前例がない。
「マグマや岩石の部分溶融といった、噴火を引き起こすものはすべて、その地下にあります」。そう語る米地質調査所のケイラ・イアコビーノ氏は、4月15日付け学術誌『Science Advances』に共著で白頭山の地下構造に関する論文を発表した。
眠らない巨人
一般的な火山は、構造プレートがぶつかる位置にあるが、白頭山は、日本列島を形成した巨大な沈み込み帯から1000キロ以上離れた、プレートの真ん中に居座っている。つまり白頭山は、本来あるべきでない場所にある火山なのだ。
「これが大きな謎の一つです」とイアコビーノ氏は言う。
北朝鮮の人々にとって、白頭山は聖なる山だ。この山は祖国の象徴であり、最初の朝鮮国を作った王が生まれた場所とされる。頂上付近では、この山が火山であることを物語るように温泉やガスが噴出し、天池(ティエンチ)と呼ばれるカルデラ湖がある。山の中国側は国立公園になっており、観光客やハイカーが多く訪れる場所だ。(参考記事:「北朝鮮 見え隠れする素顔」)
「白頭山はとても美しい場所です」と、2013年8月に調査で現地を訪れたイアコビーノ氏は語る。
しかし、普段はおとなしいこの山も、2002年から2005年にかけては群発地震が発生し、山頂が隆起した。 (参考記事:「中米ニカラグアの火山が噴火、110年ぶり」)
以来、白頭山に大きな動きはない。しかし、孤立を好む北朝鮮政府もこれには警戒を示し、近隣諸国や西欧の国々との接触を始めた。調査チームに召集された英国ロンドン大学の地震学者ジェームズ・ハモンド氏は、「白頭山は、激しい噴火を起こした実績があり、近年活発な活動を見せています。しかし、その正体については、まだよくわかっていません」と語る。
続きはソースで
引用元: ・【火山学】北朝鮮の聖なる火山「白頭山」に噴火の兆候 調査チームが多発する地震との関連を示唆
北朝鮮の聖なる火山「白頭山」に噴火の兆候 調査チームが多発する地震との関連を示唆の続きを読む
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/041900143/
北朝鮮と中国の国境をまたいでそびえる白頭山(ペクトゥサン)。近年、付近で地震が頻発していることから、噴火の可能性について各国の専門家が調査に乗り出している。
標高2744メートルの白頭山は、約1000年前に人類史上最大級の噴火を起こした火山で、吹き飛ばされた灰や岩石は遠く日本まで到達したといわれている。しかし、その実態については、詳しいことはほとんどわかっていない。(参考記事:「最大級、タンボラ山の噴火は世界をこれだけ変えた」)
現在、国際的な調査チームが、その地層から将来の噴火の可能性について、多数の地震計を使った調査を進めている。このような大規模な調査は北朝鮮ではほとんど前例がない。
「マグマや岩石の部分溶融といった、噴火を引き起こすものはすべて、その地下にあります」。そう語る米地質調査所のケイラ・イアコビーノ氏は、4月15日付け学術誌『Science Advances』に共著で白頭山の地下構造に関する論文を発表した。
眠らない巨人
一般的な火山は、構造プレートがぶつかる位置にあるが、白頭山は、日本列島を形成した巨大な沈み込み帯から1000キロ以上離れた、プレートの真ん中に居座っている。つまり白頭山は、本来あるべきでない場所にある火山なのだ。
「これが大きな謎の一つです」とイアコビーノ氏は言う。
北朝鮮の人々にとって、白頭山は聖なる山だ。この山は祖国の象徴であり、最初の朝鮮国を作った王が生まれた場所とされる。頂上付近では、この山が火山であることを物語るように温泉やガスが噴出し、天池(ティエンチ)と呼ばれるカルデラ湖がある。山の中国側は国立公園になっており、観光客やハイカーが多く訪れる場所だ。(参考記事:「北朝鮮 見え隠れする素顔」)
「白頭山はとても美しい場所です」と、2013年8月に調査で現地を訪れたイアコビーノ氏は語る。
しかし、普段はおとなしいこの山も、2002年から2005年にかけては群発地震が発生し、山頂が隆起した。 (参考記事:「中米ニカラグアの火山が噴火、110年ぶり」)
以来、白頭山に大きな動きはない。しかし、孤立を好む北朝鮮政府もこれには警戒を示し、近隣諸国や西欧の国々との接触を始めた。調査チームに召集された英国ロンドン大学の地震学者ジェームズ・ハモンド氏は、「白頭山は、激しい噴火を起こした実績があり、近年活発な活動を見せています。しかし、その正体については、まだよくわかっていません」と語る。
続きはソースで
引用元: ・【火山学】北朝鮮の聖なる火山「白頭山」に噴火の兆候 調査チームが多発する地震との関連を示唆