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工芸

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1: 2019/02/05(火) 11:58:12.53 ID:CAP_USER
■「間違いなく、英国で最も重要な家具」と専門家、9年にわたる調査で確信

英国の古美術商イアン・コールソン氏は、オンラインで購入した2200ポンド(約31万円)のベッドフレームを引き取りに行った時、カタログに記載されていた通りの物を思い浮かべていた。すなわち「彫刻がふんだんに施され、紋章入りの盾が付いたビクトリア朝の四柱式ベッド」だ。

「その時点では、アーツ・アンド・クラフツ運動によって生まれた素晴らしい作品だと思っていました」と同氏は振り返る。アーツ・アンド・クラフツ運動とは、19世紀後半にビクトリア朝時代のイングランドで起きた運動で、粗悪な大量生産を批判し、中世の手工芸技術を再評価しようとしたものだ。しかし、コールソン氏は、家に帰ってベッドを詳しく調べ始めると、すぐにそれがビクトリア朝よりはるかに古い物であることに気づいた。

 ベッドには、何度も修理された跡があった。わずか150年ほど前のアンティークにしては何かおかしい。木材に残る跡から、産業革命時代の機械式ノコギリではなく、中世の手持ち工具で切られたことがわかった。さらに、カタログに記載されていた「紋章入りの盾」は、実際には英国王室の紋章だったのだ。

 コールソン氏は、特別なものに巡り合ったのだと確信し、入念な調査を始めた。それは、9年にも及ぶ長い道のりとなった(調査は現在も続いている)。長年にわたる調査の結果、同氏と複数の高名な専門家は、経年変化で黒ずんだアンティークのベッドが、チューダー朝の初代王であるヘンリー7世とヨーク家の王女エリザベスの結婚の際に作られ、長い間行方不明だったものだと確信した。1486年のこの結婚により、赤バラの紋章のランカスター家と白バラの紋章のヨーク家が争った、血で血を洗う内戦「バラ戦争」は終わりを迎えた。

 もしこのベッドが本物なら、驚くべき大発見だ。チューダー朝初期の王家の調度品で、現存するものは知られていない。17世紀中頃に起きたイングランド内戦で、反王党派である議会派が、すべて破壊してしまったと考えられている。

「これは英国で最も重要な家具であり、王家の遺物としても最も重要な品なのは、ほぼ間違いありません」と、チューダー朝を専門とする著名な歴史学者で、英国王室の文化遺産を管理する「ヒストリック・ロイヤル・パレス」の元学芸員のジョナサン・フォイル氏は話す。同氏は、ベッドが本物だと確信している。「ウェストミンスター寺院にある戴冠式の椅子(エドワード王の椅子)でさえ、これに比べれば、たいしたことはありません」

 ベッドの豪華な装飾や15世紀後半の様式、彫刻の図像は、ヘンリー7世の所持品としてふさわしい、と同氏は言う。

「王家の紋章やイングランドの国旗『セント・ジョージ・クロス』、ランカスター家とヨーク家のバラ、ドングリなどの繁栄の象徴が確認できます。誰であれ、これを彫った人物は、当時の図像を深く理解していました。後世の人間が、当時のすべてを正確に彫刻に表現できたとは思えません」

続きはソースで

■精巧な彫刻が施されたベッド。王家の紋章と盾、ランカスター家とヨーク家のバラの紋章、繁栄の象徴であるドングリや果実など、15世紀後半のイングランドの図像が豊富に用いられている。
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020300079/01.jpg

■アダムとイブの姿で描かれているが、その手ぶりから、王と王妃が結婚の誓いを交わすところだとわかる。この結婚により、30年も続いたバラ戦争が終結した。
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020300079/ph_thumb.jpg

■ベッドの支柱に施された、王家を象徴するライオンの装飾。木からは、わずかながら顔料の痕跡が見つかり、かつては鮮やかに彩色されていたと考えられる。
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020300079/03.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020300079/
ダウンロード (4)


引用元: 「15世紀、英国王のベッド」本物なら大発見 9年にわたる調査で確信[02/05]

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1: 2016/08/17(水) 21:08:21.89 ID:CAP_USER
NEC、日本の伝統工芸の漆器がもつ美しさを実現した非食用植物原料のバイオプラスチックを開発 (2016年8月17日):プレスリリース | NEC
http://jpn.nec.com/press/201608/20160817_01.html
http://jpn.nec.com/press/201608/images/1701-01.jpg


NECは、京都工芸繊維大学(学長 古山正雄)、日本を代表する漆芸家の下出祐太郎氏(下出蒔絵司所三代目・京都産業大学教授)と共同で、草や木など非食用植物を原料とした樹脂(セルロース樹脂、注1)を使い、国際的に高い評価を得ている伝統工芸の漆器(注2)がもつ独特の美しい漆黒(漆ブラック)を実現したバイオプラスチックを開発しました。

現在、プラスチックにおいては、石油資源枯渇や食糧問題への対策から、原料に非食用の植物(わら・木材など)を利用するニーズが高まっています。NECはこれまで、電子機器などの耐久製品向けに、非食用植物を使ったセルロース系など独自のバイオプラスチック(NeCycle(R)、注3)の開発を進めてきました。今回、機能性に加え、装飾性(デザイン性)という新たな付加価値のあるバイオプラスチックを開発しました。

今回開発したセルロース系バイオプラスチックにおいて、着色性や光の反射性を調整する添加成分の配合技術を開発し、高級な漆器の深く艶のある漆ブラックと同等の光学特性(低明度や高光沢度など)を初めて実現しました。本プラスチックは、高い環境調和性と高度な装飾性を両立し、金型を使った通常のプラスチックの成形工程で生産できる様々な形をした製品の量産が可能です。

NECは、今後、高級自動車の内装部材、装飾性を要する高級建材・電子機器などの耐久製品用途での利用を目指し、パートナー連携を進めていきます。

NECは、「社会ソリューション事業」に注力しており、地球との共生に貢献する技術として、今後も、バイオプラスチックの研究をはじめとした環境対策技術の開発に取り組んでいきます。

続きはソースで

ダウンロード (5)
 

引用元: 【材料科学】NEC、日本の伝統工芸の漆器がもつ美しさを実現した非食用植物原料のバイオプラスチックを開発 [無断転載禁止]©2ch.net

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