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希少種

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1: 2019/03/08(金) 18:05:20.55 ID:CAP_USER
■世界で唯一の飛べないオウム、最新技術の導入で回復に光

ニュージーランドの南島沖に、コッドフィッシュ島(マオリ語でウェヌア・ホウ)という島がある。その島に建つ小屋の冷蔵庫には、カカポの未来が垣間見える表が掲げられている。

 カカポ(和名:フクロウオウム、学名:Strigops habroptila)とは、希少種の飛べないオウムで、ニュージーランドの固有種だ。表には、現在生き残っているすべての繁殖可能なメスのカカポがリストアップされている。その数わずか50羽。すべての個体にパール、マラマ、ホキなどの名がつけられ、それぞれが産んだ卵の状態が描かれる。孵化可能な卵にはニコニコマークが、孵化できない卵には横線が一本、孵化した卵には翼と足、死んだものにはX印が書き加えられる。

 できるだけ多くのニコニコマークに翼が生えて、反対にX印の数は減ることが望ましい。そのために繁殖期の間、科学者やレンジャー、ボランティアらが、24時間体制で野生のカカポの監視と保護活動を行っている。そして、3Dプリンターで作られた「スマートエッグ」、行動追跡装置、そしてドローンによる精子の運搬といった最新技術を投入した結果、今シーズンは記録的な数の卵が産まれている。これを弾みに、多くのニュージーランド人に愛されるカカポが絶滅の危機から脱することができるよう期待がかかる。(参考記事:「【動画】朗報! 絶滅危惧インコ守る「鉄壁巣箱」」)

■「かわいがるなというほうが無理」

 カカポはかなり変わった鳥だ。世界で唯一の飛べないオウムで、夜行性。体重4キロの体で地上をよたよたと歩く。敵に見つかると、その場で固まって動けなくなる。緑色のまだら模様は森の中で身を隠すのに適しており、太めのくちばしは顔をコミカルに見せる。

飼育下で育ったシロッコという名のカカポは、ニュージーランドの自然保護への取り組みを代表する「広報鳥」に就任し、20万人以上のフォロワーがフェイスブックにいる。ある日、人間の頭と交尾しようとして見事に失敗したが、この時の滑稽な姿が基になって、「パーティーオウム」という動く絵文字まで作られた。頭をぐるぐるとローリングさせる派手なシロッコの絵文字は、ネットユーザーやナショジオ編集部の動物担当者の間で人気者になった。

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続きはソースで

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/030700145/
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引用元: 【動画】残り147羽の鳥カカポに「記録的な繁殖期」、 ニュージーランド[03/08]

残り147羽の鳥カカポに「記録的な繁殖期」、 ニュージーランドの続きを読む

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1: 白夜φ ★ 2013/07/24(水) 00:54:31.75 ID:???

希少種スペインオオヤマネコ、気候変動で50年以内に絶滅 研究
2013年07月22日 16:40 発信地:パリ/フランス

【7月22日 AFP】絶滅危惧種のスペインオオヤマネコは、たとえ世界が温室効果ガス排出量の削減目標を達成できたとしても、気候変動の影響で50年以内に絶滅する――。
こんな研究が、21日の英科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)に発表された。
自然保護政策の劇的な転換が必要だと指摘している。

スペインオオヤマネコ(学名:Lynx pardinus)は体長およそ1メートル、体重は最大で15キログラムまで成長するネコ科の動物で、ぶち模様のついた薄茶色の毛皮と淡黄色の瞳を持ち、耳と頬の毛が長いのが特徴。

野生の生息数は250匹余りで、スペイン南部のシエラ・モレナ(Sierra Morena)山脈とドニャーナ国立公園(Donana National Park)の2地域にのみ、まとまって生息している。
餌とする野生のウサギの駆除が進んだことや、密猟、生息地が開発で分断されたことなどにより、生息域は過去50年で4万600平方キロメートルから1200平方キロにまで減少した。

スペイン・マドリード(Madrid)の国立自然科学博物館(National Museum of Natural Sciences)のミゲル・アラウジョ(Miguel Araujo)氏率いる研究チームは今回、
気温上昇と降雨パターンの変化が生息地とオオヤマネコ、ウサギのそれぞれに及ぼす影響をモデル化した。
すると、現在の傾向が続けば、オオヤマネコの適応能力を上回る速度で変化が起きるとの見通しが示された。

研究チームは、「人為的な温室効果ガス排出量を急速かつ大幅に減らしたとしても、絶滅は50年以内」と予測している。

ただし、希望がないわけではない。
研究チームによれば、自然保護政策の全面的な見直しを行えば、少なくとも数十年間は絶滅を回避することが可能だという。

現在の保護政策は、オオヤマネコのかつての生息地であるスペイン西部と中部、ポルトガル東部にまたがる広大な地域に毎年、飼育したオオヤマネコ20~40匹を放すというものだ。
だが研究チームは、広域に放すのをやめ、寸断されておらず気候変動にも最も耐え得る、最も生息環境の整った地域を選んで放すべきだと指摘する。

コンピューターモデルの結果によると、この方法で毎年1~4歳の雄と雌各6匹を野生に帰すことで「今世紀中のスペインオオヤマネコの絶滅を回避することが可能になる」という。(c)AFP

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▽記事引用元 AFPBBNews 2013年07月22日 16:40配信記事
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2957203/11068106

▽関連リンク
Nature Climate Change (2013) doi:10.1038/nclimate1954
Received 31 January 2013 Accepted 11 June 2013 Published online 21 July 2013
Adapted conservation measures are required to save the Iberian lynx in a changing climate
http://www.nature.com/nclimate/journal/vaop/ncurrent/abs/nclimate1954.html



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