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強度

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1: 依頼38-210@sin+sinφ ★ 2013/12/21(土) 15:10:45.11 ID:???

光を集束させる際に、光強度がほぼゼロの「闇の領域」を中央部分につくりだすことで、その領域内の物体を見えなくする「反・解像」(anti-resolution)技術が開発された。

シンガポール国立大学の研究チームが、「闇のビーム」を照射することによって、物体を見えなくできる装置を開発した。
この装置は、従来の光学的手法を逆転させたものだ。
光学技術は一般に、可能な限り鮮明な像を結ぶことを目指す。
通常の結像系では、光を集束して点拡がり関数というパターンをつくりだす。
これは、高強度の光の山(メインローブ)が中央にあり、その外側を低強度の光が同心状に囲み、さらにその外側に高強度のローブがある、というパターンだ。

解像度を最大限に高めるには、中央のローブの幅を狭く、強度を高くして、外側のローブを抑制しなくてはならない。
そのようにすると、非常に鮮明で境界のくっきりとした像が結ばれる(冒頭画像の「b」にある「Super-resolution」)。
しかし、これと正反対の手法を用いることで、研究チームは巨視的物体(分子以上の物質世界のこと)をビームで見えなくすることに成功した。
すなわち、外側のローブの強度を高め、中央のローブを抑制して、中央領域の光の電界強度をほぼゼロにするのだ。
研究では、特殊なレンズを使って中央のローブをぼかし、外側のローブの強度を高めた。
この3次元領域にある物体は解像されないため、目に見えなくなる。
チームはこの現象を、「反解像」(anti-resolution)と名づけた(冒頭画像のd)。
研究では、大きさ40マイクロメートルの3次元物体(アルファベットのNの文字)を、単一周波数の光(赤色レーザー光線)から隠すことに成功した。
「この新たな光の操作スキームは、光学結像系に非常に多くの可能性をもたらすものだ。
何かの背後にあるものを見る軍事用の監視技術や、高い電界強度で囲んで物体を覆い隠すといった用途が考えられる」と、研究を指揮したシンガポール国立大学、電気・コンピューター工学部のチャオ・ワンは説明している。

この技術を応用すれば、将来、物体に向けて使用できる「透明銃」のようなものが作れるかもしれない。
しかしそのためには、この技術を幅広い周波数の光に使えるようにしなくてはならない。

イメージ:
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http://wired.jp/wp-content/uploads/2013/12/Dark_Beam-e1387418290870.png
http://wired.jp/wp-content/uploads/2013/12/Dark_Beam_02-e1387418528869.png

ソース:「闇のビーム」で物体を見えなくする技術
http://wired.jp/2013/12/19/anti-resolution-invisible-gun/



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1: ◆CHURa/Os2M @ちゅら猫ρ ★ 2013/11/12(火) 15:52:56.56 ID:???0

★名工大、ランボルギーニと提携 軽量高強度素材を開発
2013/11/1212:13

名古屋工業大学と、スーパーカーで知られるイタリアのランボルギーニは12日、軽くて強度の高い炭素繊維複合材料の研究開発で提携すると発表した。ランボルギーニは同大学内に日本初の拠点となる「オートモービル・ランボルギーニ先進複合材構造研究所」を開設。自動車や航空機産業の集積地である中部で日本企業との産学連携に乗り出す。

名工大が同日設置した研究所の所長に、ランボルギーニの米国研究所で所長を務めるパオロ・フ◯ラボリ氏が就任。短期間・低コストで複合材料を製造する量産技術の確立などに取り組む。

記者会見したフェラボリ氏は「自動車では外装だけでなく、エンジンなど従来複合材料が使われてない内部の部材も対象にしたい。研究成果はランボルギーニだけでなく、他の自動車メーカーや航空機産業などにも広げていく」と述べた。炭素繊維加工メーカーのUCHIDA(埼玉県三芳町)や三菱レイヨンとの共同研究にも着手するなど産学連携を推進する。

炭素繊維は強度が鉄の10倍で重さは4分の1。軽量高強度な先端素材として航空機の機体などに使用されているが、自動車で炭素繊維複合材料を採用したケースは、トヨタ自動車の高級スポーツカー「レクサスLFA」をはじめ、ランボルギーニやフェラーリなどの超高級車に限られていた。

中部では6月、名古屋大学に経済産業省がトヨタや東レなどと共同で、炭素繊維複合材料の成型時間短縮に取り組む開発拠点も設置されている。

0894d6d8.jpg

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD1206T_S3A111C1EB2000/



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1: ドラゴンスープレックス(WiMAX) 2013/10/09(水) 19:27:45.73 ID:XTxUqNxG0 BE:769910933-PLT(12000) ポイント特典

アルミニウムの強度を70年ぶりに大幅にアップさせられる可能性 - 九大

九州大学(九大)は10月4日、理化学研究所が所有し高輝度光科学研究センターが運用する大型放射光施設
「SPring-8」での「4D観察」(3次元に時間を加えた、3Dでの連続観察のこと)を活用し、アルミニウムの真の破壊メカニズムを解明したと発表した。

成果は、九大大学院 工学研究院の戸田裕之 主幹教授らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、10月4日付けで米学会誌「Metallurgical and Materials Transaction」オンライン版に掲載され、11月1日発行の印刷版12月号にも掲載される予定だ。

(研究の詳細について記載、中略)

アルミニウム材は、自動車や航空機などの輸送用機器や建築、各種機械に広く使われている。これまでの学問や産業技術では、前述した破壊メカニズムを念頭に、金属材料内部に高密度に存在する微細な粒子を除去したり、小さくしたりすることで強度などの特性を向上させようとしてきた。
しかし、航空機用のアルミニウムを例にとると、第2次世界大戦前後に開発された航空機用アルミニウムがいまだに航空宇宙分野で多用されていたりする。これは、アルミニウムの強度がこの70年の間、ほとんど向上していないためだ。

今回明らかになった真の破壊メカニズムを念頭に置けば、アルミニウム中のポアを減らしたり、その空間的な配置を制御したりすることで材料特性を向上させる技術を開発することが可能となる。これにより、レアアースのような特殊な添加元素や複雑で高コストの製造プロセスに頼らなくても、環境負荷の低減やコスト面での競争力を充分に担保しながら、高性能なアルミニウム材が創製できる可能性があるというわけだ。
実際、戸田主幹教授らはこの研究と平行し、アルミニウム作製時に水素が入らなくすることで微細なポアが大幅に削減され、その結果として強度や破壊靱性、成形性など、構造用材料にとって重要な各種特性を最大で数10%向上できることを実証済みである。

つづく
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1: ショルダーアームブリーカー(dion軍) 2013/08/07(水) 19:20:36.96 ID:dIktBGwuP BE:1719031076-PLT(13337) ポイント特典

◆鉄道・車・航空機…応用へ夢膨らむ「マグネシウム合金」

 次世代の高性能マグネシウム合金が相次ぎ開発されている。
マグネシウム合金は実用的な金属の中で最も軽いことから、アルミニウム合金に代わって鉄道車両や自動車や航空機などへの応用が期待されている。
強度や燃えやすさなどが課題だったが、高強度や不燃性のマグネシウム合金が開発され、普及の可能性が広がってきた。

つづき(要会員登録)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG02009_S3A800C1000000/
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