理系にゅーす

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微生物

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1: 2019/02/05(火) 16:47:14.09 ID:CAP_USER
1970年に開発された除草成分「グリホサート」は半世紀近くにわたって世界中で使われていますが、近年グリホサートに対して耐性を持つ雑草が増えていることが問題になっています。そのため、世界中の科学者がグリホサートに代わる除草成分を追い求めています。そんな中、エバーハルト・カール大学テュービンゲンの研究者が、シアノバクテリア(藍藻)から合成される希少糖に除草作用があることを発見しました。

Cyanobacterial antimetabolite 7-deoxy-sedoheptulose blocks the shikimate pathway to inhibit the growth of prototrophic organisms | Nature Communications
https://www.nature.com/articles/s41467-019-08476-8

Unusual sugar from cyanobacteria acts as natural herbicide
https://phys.org/news/2019-02-unusual-sugar-cyanobacteria-natural-herbicide.html

好気性の原核生物であるシアノバクテリアは、光エネルギーを化学エネルギーに変換することで空気中の二酸化炭素や水から酸素と糖類を生成する「光合成」を行うことで知られていて、植物が持つ葉緑体はシアノバクテリアが細胞内に共生した結果であるという考えが定説になっています。また、シアノバクテリアはおよそ27億年前~35億年前に酸素を作り出すことで現在に近い大気組成を作り出したともいわれています。
https://i.gzn.jp/img/2019/02/05/unusual-sugar-7dsh/a01.jpg

エバーハルト・カール大学テュービンゲンの研究チームは淡水に生息するシアノバクテリア(Synechococcus elongatus)の培養物から、希少なデオキシ糖である7-デオキシセドヘプツロース(7dSh)という単糖を単離し、その分子構造を特定しました。
https://i.gzn.jp/img/2019/02/05/unusual-sugar-7dsh/a02.jpg

通常、糖類は成長のためのエネルギーとして利用されますが、7dShは代謝拮抗(きっこう)剤としての作用があり、芳香族アミノ酸を生合成するシキミ酸経路内で使われる酵素の3-デヒドロキナ酸シンターゼ(DHQS)の働きを阻害することが判明しました。

https://i.gzn.jp/img/2019/02/05/unusual-sugar-7dsh/a03.jpg 

https://i.gzn.jp/img/2019/02/05/unusual-sugar-7dsh/a04_m.jpg 

続きはソースで

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20190205-unusual-sugar-7dsh/
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引用元: 【微生物】30億年前から生き続ける微生物から採取された希少糖が天然の除草剤として作用することが判明[02/05]

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1: 2018/12/02(日) 01:06:51.20 ID:CAP_USER
一般的にウイルスといえば非常に小さいサイズのものであると考えられていますが、2003年には研究者たちが「細菌と同じほど巨大で1000を超えるほど多くの遺伝子を持っている巨大ウイルス」を発見したことで、従来のウイルスの定義が覆されようとしています。そんな巨大ウイルスを「自然の森林土壌から発見した」と、アメリカの研究チームが報告しています。

Hidden diversity of soil giant viruses | Nature Communications
https://www.nature.com/articles/s41467-018-07335-2

Scientists Have Found Rare Giant Viruses Lurking in The Soil of a US Forest
https://www.sciencealert.com/scientists-discovered-rare-giant-viruses-lurking-in-harvard-forest-soil-under-massachusetts

Rare and diverse giant viruses unexpectedly found in a forest soil ecosystem
https://phys.org/news/2018-11-rare-diverse-giant-viruses-unexpectedly.html

マサチューセッツ大学アマースト校の北東28マイル(約45km)には、過去30年間にわたって「地球温暖化による環境への影響」を調査するため、人工的に温暖な環境が作り出された研究林が存在しています。地中に凍結防止用の加熱ケーブルが埋め込まれた研究林では、土壌温度が通常の自然環境よりも5度高い状態に保たれており、地球温暖化によって土壌温度が上昇した場合の研究データを生み出しているとのこと。

そんな屋外に作り出された研究林でマサチューセッツ大学アマースト校の生物学者であるJeff Blanchard氏は土壌を採取し、土壌に含まれる微生物コミュニティの分析を行いました。「私たちは巨大ウイルスを探そうとしていませんでした。目標としてはバクテリアを土壌サンプルから直接分離し、温暖化によって微生物コミュニティにもたらされた変化を調べようとしていたのです」とBlanchard氏は語っています。

続きはソースで

https://i.gzn.jp/img/2018/12/01/giant-viruses-found-forest-soil/01_m.jpg

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20181201-giant-viruses-found-forest-soil/
images


引用元: 【生物学】自然林の土壌から16種類もの新種の「巨大ウイルス」が発見される[12/01]

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1: 2018/12/12(水) 19:10:22.34 ID:CAP_USER
【12月12日 AFP】海底をおよそ2500メートル掘り下げた地下に、数十万年から数百万年にもわたって存在してきた可能性のある微生物を含む、広大な「生命体の森」が存在するという発見が米ワシントンで開かれた米国地球物理学連合(American Geophysical Union)の会議で発表された。

 地底の極端な温度や気圧にもかかわらず豊富に存在するこの生命体は、これまで存在が知られてこなかった。何も摂取せずに岩から放出されるエネルギーのみを取り入れて生きており、動きは遅く、まるでゾンビのような状態で存在しているという。

 2009年に地球内部の秘密を探るために専門家数百人が集まって結成された国際共同研究機関「深部炭素観測(ディープ・カーボン・オブザーバトリー、Deep Carbon Observatory、DCO)」が、過去10年に及ぶ研究の最新結果を発表した。

 DCOによると、地球上の生物のうち、細胞核を持たない単細胞の有機体であるバクテリア(細菌)やアーキア(古細菌)のおよそ70%が地下に存在する。そうした「深部地下生物(ディープライフ)」は炭素重量換算で150億~230億トンに相当するという。

 米オレゴン州立大学(Oregon State University)で宇宙生物学と海洋学を教えるリック・コルウェル(Rick Colwell)氏は「地球の深部地下生物圏は巨大だ」と述べ、これまでに発見された生命体は「非常に素晴らしい、極限の生態系」だと表現した。

 発見された単細胞有機体の一つは、海底の熱水噴出孔の中で見つかったもので、121度の環境でも増殖が可能な超好熱菌「Strain 121」(学名:Geogemma barossii)の可能性があるという。

続きはソースで

(c)AFP

http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/1/f/320x280/img_1fa7896bd80ba9d5bdf6ffb733e4a19b194268.jpg

http://www.afpbb.com/articles/-/3201455
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引用元: 地下深部に微生物を含む広大な「生命体の森」 国際研究で発見[12/12]

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1: 2018/10/19(金) 14:25:14.02 ID:CAP_USER
水道水の水源となる貯水池での「カビ臭」について、神戸市水道局は原因となる植物プランクトンを分解する微生物が水草に密集していることを発見した。水質汚染や温暖化を背景に国内外で水源の臭いが問題になる中、身近な微生物の力を生かして解決できる可能性があり、同局は今秋から実用化に向けた実証実験に乗り出している。(石沢菜々子)

 同局によると、カビ臭の原因は、生活排水などによる水質の悪化で増殖した植物プランクトンで、「アオコ」と呼ばれている。国内だけでなく、海外の水道事業者を悩ませ、経済発展が急速に進むアジアの新興国で特に深刻という。

 神戸市ではカビ臭の少ない貯水池から取水し、さらに活性炭による高度な浄水処理をしているため「水道水のカビ臭はほぼない」(同局)。ただ、水質の悪化が進めば将来的に対応できなくなる恐れがあり、8年前からカビ臭プランクトンの根本的な抑制の研究に取り組んでいる。

 同局は、日々の水質検査から、カビ臭プランクトンの一種「アナベナ」が晩秋に減少し、その際、微生物がアナベナに付着していることに着目。無菌培養したアナベナを使った実験で、増殖を抑制する微生物などを特定した。2016年にはアナベナを分解、死滅させる微生物が、湖沼に自生する水草の表面に密集していることも突き止めた。

 実証実験は同市兵庫区の烏原(からすはら)貯水池の一角で9月にスタート。管理がしやすい日本古来の水草ササバモを入れた容器12個をロープでつなぎ、水中のアナベナの数を毎日確認している。来年度にも同市の自主水源としては最大の千苅(せんがり)貯水池(同市北区)で実験し、効果的な配置方法などを調べる。

続きはソースで

■水草を入れた白い容器を浮かべ、実証実験が始まった烏原貯水池
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/201810/img/d_11735878.jpg

■カビ臭プランクトン「アナベナ」の顕微鏡写真
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/201810/img/d_11735879.jpg
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/201810/img/d_11735880.jpg

神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201810/0011735877.shtml
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引用元: 水道のカビ臭防ぐ微生物「水草に密集」 神戸で実証実験[10/16]

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1: 2018/10/24(水) 10:56:01.01 ID:CAP_USER
【10月23日 AFP】火星の地表のすぐ下にある塩水には、数十億年前の地球上で出現・繁栄したものと同種の微生物の生命を維持するのに十分な量の酸素が溶け込んでいる可能性があるとの研究論文が22日、発表された。

 英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)に掲載された論文によると、場所によっては海綿動物などの原始的な微生物を生存させることができる量の酸素が存在する可能性があるという。

 論文の筆頭著者で、米ジェット推進研究所(JPL)の理論物理学者ブラダ・スタメンコビッチ(Vlada Stamenkovic)氏は、高濃度の塩分を含む「火星上の塩水には、微生物が呼吸するのに十分な量の酸素が含まれている可能性があることを、今回の研究で発見した」と話す。

「この結果により、現在および過去の火星の生命存在の可能性に関するわれわれの理解が根本的に変わることになる」と同氏はAFPの取材に語った。

 これまでは、火星に存在する酸素は微量で、微生物の生命でさえも維持するのに不十分だと考えられていた。「火星の大気中の酸素濃度は約0.14%とごくわずかなため、火星上の生命に酸素が関与する可能性があるとは誰も考えたことがなかった」と、スタメンコビッチ氏は指摘する。

続きはソースで

(c)AFP

http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/3/b/320x280/img_3b55419acbc4c2d0993a0e76f15690ef148032.jpg

http://www.afpbb.com/articles/-/3194280
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引用元: 【宇宙】火星に生命維持可能な量の酸素、地下塩水に溶解か

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1: 2018/10/17(水) 22:05:05.58 ID:CAP_USER
■動画
Raising Kids in a Corpse? | World's Weirdest https://youtu.be/Y9iZvsClC10



■自らの体内微生物で腐敗を抑え、育児部屋と餌を確保するモンシデムシ

 世界中の多くの親たちと同じように、モンシデムシという甲虫もまた、自分の子どもたちのために快適な育児部屋を用意する。ただしツノグロモンシデムシ(Nicrophorus vespilloides)が他の親と違うのは、鳥やネズミなどの死骸の皮と毛をむしり取り、肉団子状になったそれを特殊な分泌液でコーティングして育児部屋を作ることだ。

 このたび学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された研究によると、その分泌液には自分の腸にいる酵母などが含まれており、死骸を腐らせる微生物の働きを妨げ、死肉を保存する作用があるという。結果、安全でおいしい餌場を確保でき、幼虫がすくすくと成長していることが明らかになった。

「死肉は栄養豊富な一方、微生物による腐敗が進みやすいため、昆虫と体内微生物の間に働く力学を研究するうえで最適なシステムなのです」。この研究のリーダーで、ドイツ、イエナにあるマックスプランク化学生態学研究所の昆虫学者、シャンタヌ・シュクラ氏はそう語る。

 自然の中で小動物が死ぬと、それが次世代のモンシデムシのスタート地点となる。成虫のモンシデムシはゴルフクラブのような形の触角を持っている。その先端にはプトレシンやカダベリンといった、腐敗する動物から発せられる化学物質を感知する感覚器官が付いている。

「モンシデムシが好むのは、新鮮でありながら、新鮮すぎない死骸です」と、米ミシガン州立大学の昆虫学者で、昆虫と微生物の相互作用を研究しているジェニファー・ペチャル氏は言う。

 死骸を見つけると、モンシデムシは地面に穴を掘り、獲物を安置する。死骸の大きさは、ときにモンシデムシの200倍にもなるが、それでも彼らは1メートルほど運ぶことができる。死骸を転がしてボールのように丸めると、モンシデムシは背中を下にして寝転がり、死骸を自分の上にバランスよく乗せて、脚をベルトコンベアーのように動かすのだ。

 死骸が所定の場所に収まると、モンシデムシは力強い顎を使って死骸の羽や毛皮をすべてむしり、死んだ組織の一部をかじり取って、これから生まれてくる小さな幼虫のための育児部屋を作る。彼らはまた仕上げとして、口や肛門からの分泌物を死骸にまんべんなく塗り付ける。そこへモンシデムシのメスが産卵すると、卵は約48時間後に孵化する。

続きはソースで

https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/101700446/02.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/101700446/
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引用元: 【生物】〈動画〉死骸に産卵するシデムシ、驚異の子育て術[10/17]

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