1: 2014/12/20(土) 22:56:48.50 ID:???.net
自閉症の子は表情の読み取りが苦手か
掲載日:2014年12月19日

自閉症の子どもは、多くの人の顔の中から怒り顔を素早く見つけだすのが苦手なことを、京都大学霊長類研究所の正高信男(まさたか のぶお)教授と大学院生の磯村朋子(いそむら ともこ)さんが実験で示した。
自閉症の子どもたちが直面するコミュニケーションの困難の一因に関係している可能性がある。
幼児らの障害の診断や療育の手段になりそうだ。12月18日付の英オンライン科学誌サイエンティフィックリポーツに発表した。

自閉症のこどもは、他人とのコミュニケーションに困難があることは近年よく知られるようになった。
その原因は、「他者の心情を理解することができない」といった認識や推論に問題があると考えられてきた。
しかし、正高信男教授らは、そういう見方とはまったく反対に、自閉症の子どもは基本的な表情の読み取りが苦手であることが、他人とのスムースな交渉を阻害しているのではないかと考えて、実験をした。

学業に困難はないが、人とのやりとりが苦手な自閉症の小学生20人(平均9歳)を対象に、1枚の図に描かれた12個の顔の中から1人だけ特別な表情をしている者を探し出すという「ウォーリーをさがせ」のような課題をさせて、成績を定型発達の子ども20人と比べた。
定型発達児では、捜しだすのが怒り顔の場合、非常に早く見つけ出せるのに対し、自閉症の子どもは、素早く見つつけだすことが困難だった。
笑い顔を捜す課題では、定型発達の子どもと成績に大きな違いはなかった。

(引用ここまで 全文は記事引用元で)

▽記事引用元
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2014/12/20141219_01.html
SciencePortal(http://scienceportal.jst.go.jp/)2014年12月19日

▽関連リンク
・京都大学
自閉症児童は表情のよみとりが苦手 -コミュニケーション困難の一因か?-
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2014/141218_1.html
・Scientific Reports 4, Article number: 7525 doi:10.1038/srep07525
Received 03 July 2014 Accepted 28 November 2014 Published 18 December 2014
Absence of Predispositional Attentional Sensitivity to Angry Faces in Children with Autism Spectrum Disorders
http://www.nature.com/srep/2014/141218/srep07525/full/srep07525.html

引用元: 【認知心理】自閉症の子は表情の読み取りが苦手か/京都大

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