理系にゅーす

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1: 2015/02/15(日) 01:43:35.91 ID:???.net
東京大学医学部附属病院の山岨達也教授・菊田周助教らによる研究グループは、新しく生まれた嗅細胞は7~14日目に匂い入力がないと、既存の神経回路に組み込まれずに細胞死に至ることを明らかにした。

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匂いを感知する嗅細胞は毎日古くなったものが死に、新しい細胞が生まれるというサイクルを繰り返している。
新しい嗅細胞は既存の神経回路に組み込まれるため、古い細胞が失われても嗅覚が失われることはないが、その詳細なメカニズムは解明されていなかった。

今回の研究では、マウスに嗅細胞を全て除去した後に、新しく生まれた嗅細胞のみを観察する実験を行った。
その結果、古い細胞の除去から28日後には新しい嗅細胞で完全に置き換わっていることや、新しい嗅細胞ができてから7~14日の間に匂い入力がないと細胞が成熟せずに死んでしまうことが分かった。

今後は、適切な時期に嗅覚障害患者に匂い刺激を与えることで嗅上皮再生を促進させるリハビリに繋がると期待されている。

なお、この内容は2月11日に「Journal of Neuroscience」に掲載された。
http://www.zaikei.co.jp/article/20150214/235791.html

【プレスリリース】新しく生まれた嗅細胞の生死は特定の時期に匂い入力を受けるかどうかで決まる
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/press_archives/20150212.html

論文:
Sensory Deprivation Disrupts Homeostatic Regeneration of Newly Generated Olfactory Sensory Neurons
after Injury in Adult Mice
http://www.jneurosci.org/content/35/6/2657.short

引用元: 【神経科学】新しく生まれた嗅細胞は14日以内に匂いを嗅がないと死ぬ…東大病院が解明

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1: 2015/01/03(土) 23:15:37.84 ID:???.net
掲載日:2015年1月3日

 がんを転移しやすくするたんぱく質を世界で初めて突き止めたとの研究成果を、中山敬一・九州大教授(分子医科学)らのチームが2日の米科学誌ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーションに発表した。既存の肝炎治療薬に、このたんぱく質の働きを妨げて転移を抑える効果があることもマウスの実験で確かめた。研究チームは「ヒトへの有効性は今後の治験(臨床試験)を待つ必要があるが、副作用が少ない薬なので期待が持てる」と話す。

 国内で年間40万人近くが死亡するがんは、進行すると他の臓器などに転移して治療が難しくなる。がん細胞を標的にした薬の開発が進むが、転移を抑える目的の薬はなかった。

 チームは、がんが転移すると、細胞のまわりに「がんニッチ」と呼ばれる正常な細胞の集団ができ、がん細胞の成長を助けることに注目。まず、乳がん患者の血液を分析し、特定のたんぱく質が少ない人はがんを再発しやすいことを確かめた。
さらに、このたんぱく質をなくしたマウスにがん細胞を移植したところ、がんニッチに正常細胞を呼び寄せる信号を出す別のたんぱく質が体内で増え、がんの転移が早まることが分かった。

続きはソースで

<画像>
九州大チームの研究成果
http://img.mainichi.jp/mainichi.jp/select/images/20150103k0000m040084000p_size8.jpg

<参照>
JCI - F-box protein FBXW7 inhibits cancer metastasis in a non-cell-autonomous manner
http://www.jci.org/articles/view/78782

<記事掲載元>
http://mainichi.jp/select/news/20150103k0000m040089000c.html

引用元: 【医療】がん:既存薬で転移抑制 九大教授ら、マウス実験で確認

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1: 2014/09/18(木) 23:41:26.40 ID:???.net
低身長の難病、既存薬で回復=iPS使い実験、マウスで効果-京大

骨が伸びず低身長になる軟骨無形成症(ACH)の患者から作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)に、高コレストロール血症治療薬「スタチン」を投与したところ症状が回復したと、京都大iPS細胞研究所の妻木範行教授らのグループが発表した。
肋骨(ろっこつ)が正常に形成されないタナトフォリック骨異形成症(TD)にも効果があったという。
論文は18日、英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

妻木教授は「10種類以上の薬からスタチンの効果を確認したが、自己判断による内服はとても危険だ」と強調。
患者が市販のスタチンを飲んでも効果がなく、副作用の恐れがあるため絶対に内服しないよう呼び掛けた。
 
ACHやTDは、骨の形成に必要な軟骨細胞の増殖・分化を抑える因子の異常が原因で発症する難病。
患者から軟骨を採取するのが極めて難しいため詳しく調べられず、根本的な治療薬もない。(2014/09/18-02:26)
_________

▽記事引用元
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014091800026
時事ドットコム(http://www.jiji.com/)2014/09/18-02:26配信記事

▽関連リンク
京都大学 iPS細胞研究所 CiRA
スタチンが軟骨無形成症の病態を回復 ~疾患特異的iPS細胞モデルによるドラッグ・リポジショニングの可能性~
https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/pressrelease/news/140918-084300.html

Nature (2014) doi:10.1038/nature13775
Received 01 February 2014 Accepted 19 August 2014 Published online 17 September 2014
http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/abs/nature13775.html

引用元: 【幹細胞】低身長の難病「軟骨無形成症(ACH)」 スタチンで回復 患者から作ったiPS細胞で実験/京都大

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1: 白夜φ ★ 2014/02/18(火) 13:23:37.19 ID:???

小児の遺伝性肝臓病、治療に道 既存の薬剤、有効性確認

 
子どもが発症する遺伝性肝臓病の治療に、既存の薬剤が有効であることを臨床研究で確認したと東京大などのチームが13日発表した。
これまで肝移植しか治療法がなかった先天性の病気の治療に道を開くと期待される。

肝臓病は「進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型」で、治療しないと思春期前に肝不全になり死亡する。
海外の調査では数万~数十万人に1人の割合で見つかる希少疾患だという。

チームが有効性を確認したのは、体内のアンモニアが分解できない病気を治療する薬で、既に使われている。

2014/02/14 02:00 【共同通信】
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▽記事引用元 47NEWS 2014/02/14 02:00配信記事
http://www.47news.jp/CN/201402/CN2014021301001938.html

▽関連リンク
東京大学 広報・情報公開 > 記者発表一覧>
希少難治性小児肝疾患の薬物治療の確立に光明  肝移植に代わる治療法へ向けて
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_260214_j.html



希少難治性小児肝疾患「進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型」 治療に道 既存の薬剤、有効性確認/東京大などの続きを読む

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