理系にゅーす

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東京大学大学院

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1: 伊勢うどんφ ★ 2013/12/14(土) 17:29:20.40 ID:???

世界各地の淡水に分布する藻の一種が、世界で最も小さい多細胞生物であることを東京大の大学院生、新垣陽子さんと野崎久義准教授らの研究チームが確認した。
単細胞生物から多細胞生物へ進化した初期段階の解明につながるという。
11日付の米オンライン科学誌プロスワンで発表した。

 この藻は4個の細胞で構成され、大きさは全体で20~30マイクロメートル(1マイクロメートルは1ミリの1千分の1)。
四つ葉のクローバーのような形をしていることから、研究チームは「シアワセモ」と名付けた。

 これまで最も小さい多細胞生物は10個前後の細胞からなる鞭毛虫(べんもうちゅう)の仲間だと考えられてきた。
この藻は19世紀から知られていたが、単細胞生物が四つ寄り集まったと解釈され、注目されてこなかったという。

 研究チームは顕微鏡で詳しく観察。泳ぐときに四つの細胞が組み合わさって回転していること、細胞分裂して次世代を生み出すときに、それぞれの細胞が手をつなぐような構造になっていることから、単細胞生物とは異なり、多細胞生物だと結論付けた。

 この藻は、2億年前から存在していたとみられている。野崎准教授は「さらにゲノムを調べることで、どういう遺伝子が進化して多細胞生物ができたのかが分かる可能性がある」と話す。

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2013年12月12日17時50分 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/TKY201312120117.html

東京大学プレスリリース
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2013/47.html

プロワン
The Simplest Integrated Multicellular Organism Unveiled
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0081641



【生物】「シアワセモ」世界最小の多細胞生物と確認/東大の続きを読む

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1: エタ沈φ ★ 2013/09/25(水) 23:28:07.31 ID:???

世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都港区)は、2013年10月7日から予定されているノーベル賞に先駆け、「トムソン・ロイター引用栄誉賞」を発表いたします。

トムソン・ロイター引用栄誉賞は、論文・引用データからノーベル賞クラスの研究者を選出・発表することにより、多くの皆様にトップクラスの研究者の功績を広め、讃えることを目的に設立されました。
2002年に恒例化してから、今年が12回目の発表となります。
本年の受賞者は6か国から28名、うち3名が日本からの選出となりました。

<医学・生理学>
東京工業大学 フロンティア研究機構 特任教授
大隅 良典 (Yoshinori Ohsumi)氏
 「オートファジーの分子メカニズムおよび生理学的機能の解明」
■ 受賞コメント
『オートファジーの研究を酵母で始めて4半世紀が経ちました。
当時を思い起こすとオートファジーの研究がこのような広がりを持つに至ったことに隔世の感があります。
これまで沢山の共同研究者にめぐまれましたが、基礎研究者としてこのような栄誉を頂くことに感謝します。』

<医学・生理学>
東京大学大学院 医学系研究科 分子細胞生物学分野 教授
水島 昇(Noboru Mizushima)氏
 「オートファジーの分子メカニズムおよび生理学的機能の解明」
■ 受賞コメント
『細胞の内部での分解「オートファジー」には不思議がたくさんつまっています。
予想しないことが次々と見つかるということは楽しくエキサイティングなことであり、そのような研究に携わることができたのは大変な幸せです。
細胞内リサイクルにはさらに不思議がありそうです。』

<物理学>
東京工業大学 フロンティア研究機構&応用セラミックス研究所 教授
同学 元素戦略研究センター長
細野 秀雄 (Hideo Hosono)氏
 「鉄系超伝導体の発見」
■ 受賞コメント
『鉄系超伝導体は、新型ディスプレイに応用が始まったIGZO薄膜トランジスタを生み出した、透明酸化物半導体の研究を拡張する試みの中で発見できました。
共同研究者とJST、東工大の支援のおかげです。
これからも物質科学の新領域の開拓と材料への展開に精進したいと思います。』

続きはソースでお願いします

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2013/9/25 トムソンロイター
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2013/nobel-laureates/

依頼がありました
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1376913483/166



【科学】「トムソン・ロイター引用栄誉賞」を発表。日本からは、3名選出の続きを読む

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1: ◆3333333SUM @ガブラッチョφ ★ 2013/08/15(木) 08:47:26.45 ID:???

東京大学大学院工学系研究科の古澤明教授と武田俊太郎大学院生らは、量子ビットの情報を遠隔地に送る「量子テレポーテーション」技術を従来比100倍以上の高効率で実現した。絶対に安全な量子暗号通信や超高速な量子コンピューターの実用化が近づく。詳細は15日発行の英科学誌ネイチャーに掲載される。


 光子の量子ビットを、光の振幅や位相を転送する「光の波動の量子テレポーテーション装置」を使って遠隔地に送る。この装置は無条件で常に動作させられるうえ、従来手法の100倍以上となる61%の高効率で量子ビットの情報を劣化させることなく転送できる。


 従来手法は、転送後に量子ビットを測定して転送できたかどうかを判定する必要があり、量子ビットの転送効率も原理的に上げることは不可能だった。


 新方式は転送後の判定が不要な無条件動作が可能。今後、用いる光のエネルギーを高めることで、原理的に100%近くまで転送効率を高められるという。
古澤教授は「従来の欠点を全て克服した完全な量子テレポーテーションを実現した」と話している。


 このテレポーテーション装置を1単位として、二つ、三つと多段階にシステムを拡張していけば、従来方式の1万―100万倍の高効率な転送が可能になるという。こうした多段階の装置の接続により、量子通信の長距離化や大規模な計算が可能な量子コンピューターなどを構築できる。

(ニュースソース)朝日新聞
http://www.asahi.com/tech_science/nikkanko/NKK201308150003.html
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【光粒子】東大、「量子テレポーテーション」を100倍以上高効率化-無条件動作可能な新方式の続きを読む

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1: 白夜φ ★ 2013/08/04(日) 00:25:35.90 ID:???

2013/8/2 (配信日7/31) 暑さに負けない「植物の受精」の仕組みを解明

発表者
福田裕穂(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 教授)
遠藤暁詩(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 特任助教)

発表のポイント

花粉に高温耐性を誘導するための、花粉とめしべのコミュニケーションの仕組みを発見しました。
めしべは高温にさらされると、花粉の活性低下を軽減させるシグナル分子を花粉に送ることを初めて明らかにしました。
来たるべき気候変動に備えて、高温ストレス耐性をもつ作物の育種が今後さらに重要になります。
この仕組みの理解が深まることで、これまでにない高温ストレス耐性品種の開発が可能になります。

発表概要

植物の受精過程は温度変化に非常に敏感で、花粉は特に高温に脆弱です。
そのため植物には、ある程度の高温においても受精できる温度耐性の仕組みがあることが予想されていましたが、その詳細は未だ明らかになっていませんでした。
東京大学大学院理学系研究科の福田裕穂(ふくだ ひろお)教授らの研究グループは、モデル植物シロイヌナズナを用いて、花粉とめしべのコミュニケーションを担い、一過的に気温上昇した際でも正常な受精を維持するために機能するCLE45ペプチドおよび受容体を明らかにしました。

シロイヌナズナを高温にさらすと、花粉の高温耐性を強化するCLE45ペプチドが、新たにめしべ内部の花粉管(受粉後、花粉から胚珠に向けて伸びる管)の通り道にそって生産されるようになりました。
このペプチドは花粉管に受容され、このシグナルにより高温においても花粉の活性が低下することなく受精が成立しました。
これは高温環境に植物が適応するための新しい仕組みの発見です。

ほとんどの作物やその他の有用植物は、その作物が栽培できる限界耕作地よりはるか良好な条件で栽培されています。
温度ストレスは、その収穫量に大きな影響をもたらします。
今回発見された仕組みを利用することで、高温ストレス耐性植物作出のための、新規な技術開発が期待されます。

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-*-*-*- 引用ここまで。全文は引用元をご覧ください -*-*-*-

▽記事引用元 東京大学大学院 理学系研究科・理学部
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2013/37.html



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1: 依頼36-151@白夜φ ★ 2013/08/03(土) 23:24:58.91 ID:???

超伝導体の物質設計に道を開く新たな理論計算手法の開発

ポイント
超伝導が発見されて100年経つが、いまだに高温超伝導体の設計は成功していない。
物質が超伝導体に転移する温度を、精密に理論計算する新手法を開発。
新たな高温超伝導体の物質設計が可能となり、新物質の探索や合成の加速に期待。


JST 課題達成型基礎研究の一環として、東京大学大学院工学系研究科(理化学研究所 創発物性科学研究センター 客員研究員)の有田 亮太郎准教授と同大学の明石 遼介 大学院生は、物質の結晶構造と構成元素の情報だけを用いて、超伝導体が超伝導状態に変化する転移温度を精密に評価する新理論計算手法を開発しました。

超伝導注1)が初めて観測されてから100年以上が経過しますが、超伝導状態に転移する温度(Tc )は一般的に絶対温度0ケルビン(セ氏-273度)近辺と非常に低く、その活用には液体ヘリウムなど高コストな冷却手段が必要で、社会的な応用は限られているのが課題です。

これまでに、銅酸化物高温超伝導体注2)や鉄系高温超伝導体注3)など、通常の物質に比べて比較的高いTc を持つ高温超伝導体が発見され、低損失大電力送電などの応用研究が行われていますが、実用化に向けては、さらにTc を高め、室温に近づけることが不可欠です。
ところが、これまで新たな高温超伝導体の探索は、試行錯誤しながら合成するしかなく、効率が悪い上に探索範囲も限られていました。
そのため、高温超伝導体のTc を理論的に正確に予測し、未知の有望な新物質の探索や新材料設計の効率を飛躍的に向上できる理論計算手法の確立が切望されてきました。

有田准教授らは、アルミニウムや鉛などの単純な超伝導体では、すでに「超伝導密度汎関数理論注4)」という計算法によってTc の高精度な予測が可能であることを基盤に、より複雑な発現機構を持つ高温超伝導体についてもTc の予測を可能とする計算法を開発しました。

本手法では、結晶の格子振動が単純な超伝導体の起源となるのに対し、物質中の電子集団の振動が高温超伝導発現の起源になりうることに着目して、超伝導密度汎関数理論に電子集団の振動を因子として加えています。
この手法を、常圧下で非常に低いTc を持つ一方で高い圧力下で急激にTc が上昇するリチウムに適用し、Tc の予測精度を検証したところ、既存手法では不可能であった理論計算によるTc の正確な評価に、世界で初めて成功しました。

本成果は、高温超伝導体のTc の予言に適用できる新理論計算手法の精度を実証したものです。
本手法で、超伝導密度汎関数理論を用いて正確なTc を見積もることができる物質の範囲が大きく広がり、新たな超伝導体物質を設計する指標が提示されるため、今後の材料探索や合成が一気に加速し、将来的には超伝導モーターや送電線の実現に資することが期待されます。
本研究成果は、米国科学誌「Physical Review Letters」にオンライン版で近日中に公開されます。

-*-*-*- 引用ここまで 全文は記事引用元をご覧ください -*-*-*-

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▽記事引用元 科学技術振興機構(JST)平成25年7月31日配信記事
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20130731/index.html

*ご依頼いただきました。



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1: 白夜φ ★ 2013/07/24(水) 23:13:42.37 ID:???

筋強直性ジストロフィーの症状が改善
―アンチセンス法でマウスを治療―
平成25年7月22日
東京大学大学院総合文化研究科

1.発表者: 
石浦 章一(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 教授)
古戎 道典(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 大学院生、こえびす みちのり)

2.発表のポイント
◆筋強直性ジストロフィー1型の筋強直症状を改善するアンチセンス核酸を筋肉細胞に導入する新しいデリバリー法を開発
◆本デリバリー法は、バブルリポソームと超音波を組み合わせたもので、筋強直症状を示すマウスにおいてその有効性を実証
◆本デリバリー法は、筋強直性ジストロフィー1型における筋強直症状を改善するアンチセンス核酸医薬の開発へと繋がる可能性があり、
効果的なデリバリー法がなかった筋肉の難病治療に明るい見通しをもたらす。

3.発表概要:
筋強直性ジストロフィー1型は、10万人に5人程度に見られる日本で最多の成人筋疾患ではあるが、現在までに本症を抜本的に治療する薬はない。
本症の特徴は、その疾患の名前にも由来している筋強直で、収縮した筋肉が弛緩するときに時間がかかってしまう症状である。
例えば、筋強直によって手をグッと握った後にパッと広げるのに指が曲がったままでなかなか手が伸びないようなことがある。
これは、ドアノブやつり革から手を離すのに時間がかかってしまうなど日常生活の困難さを招く。

現在までに、筋強直性ジストロフィー1型における筋強直は、塩化物イオンチャネル遺伝子(注1)CLCN1のスプライシング(注2)の異常により生じること、
スプライシング異常の改善はエキソン・スキップ(注3)という方法が最良であることがわかっていた。
しかし、エキソン・スキップには、特定の核酸配列を筋細胞に届ける必要があり、効果的なデリバリー法が見つかっていなかった。

今回、東京大学大学院総合文化研究科の古戎道典(博士課程3年)と石浦章一教授らは、CLCN1のスプライシングを正常化する効率の良いアンチセンス核酸(注4)を同定し、それをバブルリポソームと超音波を用いて筋細胞に導入する新しい治療法を確立した。
この方法をマウスに用いると、CLCN1のスプライシングが正常化し、マウスの筋強直症状が改善した。
今後は、開発したデリバリー法のヒト細胞での効果を確認することで、筋強直性ジストロフィー1型の筋強直症状を緩和する薬剤の開発へと繋がることが期待される。

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-*-*-*- 引用ここまで 全文は記事引用元をご覧ください -*-*-*-

▽記事引用元 東京大学 平成25年7月22日配信記事
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_250722_02_j.html

▽関連リンク
Scientific Reports 3, Article number: 2242 doi:10.1038/srep02242
Received 18 March 2013 Accepted 21 June 2013 Published 22 July 2013
Ultrasound-enhanced delivery of Morpholino with Bubble liposomes ameliorates the myotonia of myotonic dystrophy model mice
http://www.nature.com/srep/2013/130722/srep02242/full/srep02242.html

▽関連スレッド
【医学】筋強直性ジストロフィー治療に可能性 遺伝子異常抑える化合物/東京大
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1373468847/
【医学】筋ジストロフィーの一因を発見 生理活性物質「プロスタグランジン」による炎症が強く関連/神戸大など
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1373896852/



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