理系にゅーす

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測定

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1: 2018/05/25(金) 20:49:39.28 ID:CAP_USER
米トーマス・ジェファーソン国立加速器施設(ジェファーソンラボ)の研究チームは、陽子内部の圧力分布を測定することに成功したと発表した。複合粒子である陽子はクォーク3個で構成されているが、陽子の中心部ではクォークに1035Pa(パスカル)という超高圧力がかかっているという。
研究論文は科学誌「Nature」に掲載された。

研究チームによると、陽子の中心部では外側に向かって1035Paの超高圧力が働いており、超高密度天体である中性子星の中心部よりも高い圧力になっている。
その一方で、陽子の周縁部にはもっと弱い圧力が内側に向かって働いているという。
陽子内部におけるこのような圧力分布は、3個のクォークを結合している強い力によって決まると考えられている。

今回の圧力測定には、「一般化パートン分布(GPD:generalized parton distributions)」および「陽子の重力子形状因子」という素粒子物理の理論枠組みと既存の観測データが利用されている。

GPDは、1969年にリチャード・ファインマンが陽子などのハドロン粒子の衝突を解析するために考案したパートン模型におけるパートン(今日クォークやグルーオンと呼ばれている素粒子と同じもの)の分布関数をより精緻にしたものである。

陽子の重力子形状因子は、仮に重力をプローブとして用いた場合の陽子の力学的構造を表現するために使われる。
重力子形状因子の概念は1966年に物理学者Heinz Pagelsが発表したものであるが、近年の理論的研究から重力形状因子をGPDと関連付けることによって、重力プローブの替わりに電磁気力を利用できるようになった。

続きはソースで

画像:電磁気力と重力に関する素粒子物理の理論を組み合わせることによって、電磁気力をプローブにして陽子内部の力学的性質を調べられるようにした
https://news.mynavi.jp/article/20180525-636182/images/001.jpg

マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20180525-636182/
ダウンロード (5)


引用元: 【物理学】陽子内部の圧力を測定、中心部は中性子星よりも高圧 - ジェファーソンラボ[05/25]

陽子内部の圧力を測定、中心部は中性子星よりも高圧 - ジェファーソンラボの続きを読む

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1: 2018/05/22(火) 23:15:53.22 ID:CAP_USER
福岡工業大学はスマートフォン(スマホ)の発光ダイオード(LED)光とカメラだけで血圧を測定するシステムを開発した。
帯を腕に巻く通常の手法は圧迫による負担もあり、頻繁に血圧を測るには不向きという。
高血圧の人などの手軽な健康管理につながると期待される。

福工大の山越健弘准教授らが開発したのは、指先をカメラの部分にかざすだけで血圧を測定するシステム。
スマホにシステムをダウンロードし、スマホのカメラから出る光を指先の末梢血管に当てると、心臓から送り出される血液の量や脈拍数などの値を計測できる。
これらの値を元に血圧を算定し、スマホの画面上に表示する。血液量や脈拍数などから血圧を求める算定式は、山越准教授らの先行研究に基づいて作られた。

高血圧の人や妊娠した女性などは、こまめに血圧を測定することで、より正確な健康管理が期待できる。

続きはソースで

関連ソース画像
https://www.nikkei.com/content/pic/20180522/96958A9F889DE1E2EAE3E0E3E1E2E0E0E2E7E0E2E3EA9E8AE2E2E2E2-DSXMZO3081211022052018LX0001-PB1-1.jpg

日経新聞
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO30812130S8A520C1LX0000?s=3
images


引用元: 【医学】福工大、スマホのみで血圧計測患者の負担軽減[05/22]

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1: 2018/05/17(木) 17:33:27.31 ID:CAP_USER
Astronomy: Star formation 250 million years after the Big Bang
Nature
宇宙の誕生からわずか2億5000万年後(現在の宇宙の年齢の2%相当)に、極めて遠方にある銀河で星形成が始まったことを示唆する論文が、今週掲載される。

「第一世代の星がいつ誕生したのか」という疑問は、現代天文学における最大の疑問の1つだが、宇宙の誕生から3億年間における星と銀河の形成がどのようなものだったのかについての理解は不十分なままだ。

この論文で、大阪産業大学の橋本拓也(はしもと・ たくや)たちの研究グループは、2016年3月~2017年4月に実施された遠方の銀河MACS1149-JD1の分光観測結果を報告している。

その赤方偏移(地球からの距離を導き出す際に用いるパラメーター)は9.1096であり・・・

続きはソースで

英語
https://www.natureasia.com/ja-jp/nature/pr-highlights/12508?utm_source=Twitter&utm_medium=Social&utm_campaign=NatureJapan#collapseOne

Nature Research:
https://www.natureasia.com/ja-jp/nature/pr-highlights/12508
ダウンロード (2)


引用元: 【宇宙】ビッグバンから2億5000万年後に星形成があった[05/17]

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1: 2018/05/04(金) 18:13:28.91 ID:CAP_USER
(CNN) 地球温暖化の筆頭原因とされる二酸化炭素(CO2)の濃度が、ハワイにあるマウナロア観測所の測定で初めて410ppmの大台を超えた。

マウナロア観測所が測定した大気中のCO2濃度は、4月の平均で410ppmを突破した。
60年以上にわたる観測史上、410ppmを超えたのは初めて。

米スクリップス海洋学研究所のラルフ・キーリング氏は、
「このままのペースが続けば、あとわずか16年で450ppmに達し、その20年後には500ppmに達する。
そうなれば気候系にとって危険な領域に踏み込む」と危機感を募らせる。

同氏の父チャールズ・キーリング氏がマウナロア観測所で観測を始めた1958年、CO2の濃度は315ppmだった。

続きはソースで

図:マウナロア観測所が測定した大気中のCO2濃度は、4月の平均で410ppmを突破
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/05/04/668c2d7726eb3e61982c9f49a4c45626/t/640/359/d/weather-climate-keeling-curve-full-exlarge-169.jpg

CNN
https://www.cnn.co.jp/fringe/35118686.html
ダウンロード (1)


引用元: 【環境】二酸化炭素濃度、初の410ppm突破 ハワイ観測所[05/04]

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1: 2018/04/30(月) 19:03:32.73 ID:CAP_USER
東京大学(東大)は4月24日、量子力学的に状態が特定された状態(量子純粋状態)が平衡状態として落ち着いているとき、量子もつれの分布が、熱力学によって完全に決定されることを明らかにしたと発表した。
同成果は今後、冷却原子形やイオントラップ系における量子情報量の測定実験の解析に役立つことが期待されるという。

同成果は、東大物性研究所、東大国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構の研究グループによるもの。
詳細は、「Nature Communications」オンライン版に掲載された。

量子力学と熱力学との理論的な対応関係は、20世紀初頭から研究されてきた。
特に近年においては、熱源と完全に切り離された量子純粋状態を用いた熱力学の構築は、理論的な興味はもちろんのこと、冷却原子を使った実験との対応からも、重要な課題となっている。

このような、ミクロな世界(量子力学)とマクロな世界(熱力学)の対応の研究に重要になるのが、量子もつれだ。
量子もつれとは、空間的に離れた2つの量子状態が互いに影響し合う現象のこと。

量子純粋状態が平衡状態へと落ち着く過程をコップの水で例えると、水分子同士の衝突により量子もつれが次々と作られ、この量子もつれによって状態は平衡状態へと変化していく、というように表現できる。しかし、平衡状態の中では大量の量子もつれが複雑に絡み合っているため、一体どの程度の量の量子もつれが生じているのかを判断することは出来なかった。

続きはソースで

関連リンク
「Nature Communications」オンライン版
https://www.nature.com/ncomms/

図:量子もつれの空間分布のグラフ。物質をAとBの2つに分けた時に、
AとBの間にどのくらいの量子もつれが生じているかを縦軸に、物質A の長さを横軸にプロットしてある
https://news.mynavi.jp/article/20180425-621463/images/001.jpg

マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20180425-621463/
ダウンロード (1)


引用元: 【量子力学】ミクロとマクロが合致 - 量子もつれの分布は熱力学で決まると判明 東京大学[04/25]

ミクロとマクロが合致 - 量子もつれの分布は熱力学で決まると判明 東京大学の続きを読む

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1: 2018/04/22(日) 03:25:24.70 ID:CAP_USER
 理化学研究所、奈良女子大学、鳥取大学などからなる国際共同研究グループは、「パイ中間子原子」という奇妙な原子を、従来の数十倍の時間効率で大量生成することに成功した。

 原子の中には電子と原子核が存在し、原子核は陽子と中性子によって構成される。
陽子や中性子を分割すると、素粒子であるクォークとなる。電子は他の粒子に比べ無視できるほど軽いため、原子の質量はクォーク質量の和となるように思える。
ところが、実際はその100倍も重いという。これを2008年にノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎博士は、クォークに「クォーク凝縮」がまとわりついているためだと考えた。

 クォーク凝縮とは、クォークと反クォークが対となり真空中に凝縮している状態のこと。
宇宙創成直後の高温・高密度状態では存在しなかったものの、その後宇宙が広がり冷えていく過程で発生したとされる。

続きはソースで

論文情報:【Physical Review Letters】
Spectroscopy of pionic atoms in 122Sn(d,3He) reaction and angular dependence of the formation cross sections
https://journals.aps.org/prl/abstract/10.1103/PhysRevLett.120.152505

大学ジャーナル
http://univ-journal.jp/20379/?show_more=1
ダウンロード (2)


引用元: 【物理学】奇妙な原子「パイ中間子原子」の大量生成で真空とクォーク凝縮の謎に迫る[04/21]

奇妙な原子「パイ中間子原子」の大量生成で真空とクォーク凝縮の謎に迫るの続きを読む

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