1: 2014/12/20(土) 15:54:03.62 ID:???.net
2014年12月19日ニュース「印刷で作れる多層の有機EL素子を開発」 | SciencePortal
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2014/12/20141219_02.html
山形大学 プレスリリース
http://www.yamagata-u.ac.jp/jpn/yu/modules/bulletin4/article.php?storyid=28
http://www.yamagata-u.ac.jp/kenkyupress/pr20141217.pdf
科学技術振興機構 プレスリリース
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20141218/
次世代のディスプレイや照明用に期待されている有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL)で新しい成果が生まれた。多層構造を持つ低分子塗布型白色有機ELを、山形大学大学院理工学研究科の城戸淳二(きど じゅんじ)教授、夫勇進(ぷ よんじん)准教授らが開発した。印刷技術で安価にLED並みの高効率白色有機ELパネルを製造するのに道を開く研究として注目される。12月18日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュ
ニケーションズに発表した。
印刷技術で柔軟な塗布型有機ELが製造できれば、コストを低減できる。発光効率の向上が実用化への課題のひとつだ。それには、異なる有機材料を積層して、電荷輸送や発光といった機能を各層に分離することが有効だが、塗布溶媒による下層の再溶解を防ぐ必要がある。これまで下層に使える材料は、耐溶媒性に優れた一部の高分子に限られ、高純度化や分子構造の制御が容易な低分子材料でも積層構造を形成する技術が待望されていた。
研究グループは17種類の低分子有機EL材料を厚さ30ナノメートル(ナノは10億分の1)の薄膜にしたときの溶解性を詳しく調べた。分子量の増加とともにアルコール類への溶解性が減少し、分子量800程度をしきい値に不溶化することを見いだした。アルコール(2-プロパノール)に不溶性を示した2種類の低分子を材料として、発光層を形成し、その上層に低分子電子輸送材料を2-プロパノールを用いて塗布成膜して、電子輸送層を形成した。
続きはソースで
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/img/141219_img3_w500.jpg
図1. 溶解性を調べた17種類の低分子有機EL材料
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/img/141219_img4_w500.jpg
図2. 図1の材料のアルコール類への溶解性
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/img/141219_img5_w500.jpg
図3. 発光層と電子輸送層の積層構造を用いて作製した塗布型白色有機EL素子
(いずれも提供:山形大学)
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2014/12/20141219_02.html
山形大学 プレスリリース
http://www.yamagata-u.ac.jp/jpn/yu/modules/bulletin4/article.php?storyid=28
http://www.yamagata-u.ac.jp/kenkyupress/pr20141217.pdf
科学技術振興機構 プレスリリース
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20141218/
次世代のディスプレイや照明用に期待されている有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL)で新しい成果が生まれた。多層構造を持つ低分子塗布型白色有機ELを、山形大学大学院理工学研究科の城戸淳二(きど じゅんじ)教授、夫勇進(ぷ よんじん)准教授らが開発した。印刷技術で安価にLED並みの高効率白色有機ELパネルを製造するのに道を開く研究として注目される。12月18日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュ
ニケーションズに発表した。
印刷技術で柔軟な塗布型有機ELが製造できれば、コストを低減できる。発光効率の向上が実用化への課題のひとつだ。それには、異なる有機材料を積層して、電荷輸送や発光といった機能を各層に分離することが有効だが、塗布溶媒による下層の再溶解を防ぐ必要がある。これまで下層に使える材料は、耐溶媒性に優れた一部の高分子に限られ、高純度化や分子構造の制御が容易な低分子材料でも積層構造を形成する技術が待望されていた。
研究グループは17種類の低分子有機EL材料を厚さ30ナノメートル(ナノは10億分の1)の薄膜にしたときの溶解性を詳しく調べた。分子量の増加とともにアルコール類への溶解性が減少し、分子量800程度をしきい値に不溶化することを見いだした。アルコール(2-プロパノール)に不溶性を示した2種類の低分子を材料として、発光層を形成し、その上層に低分子電子輸送材料を2-プロパノールを用いて塗布成膜して、電子輸送層を形成した。
続きはソースで
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/img/141219_img3_w500.jpg
図1. 溶解性を調べた17種類の低分子有機EL材料
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/img/141219_img4_w500.jpg
図2. 図1の材料のアルコール類への溶解性
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/img/141219_img5_w500.jpg
図3. 発光層と電子輸送層の積層構造を用いて作製した塗布型白色有機EL素子
(いずれも提供:山形大学)
引用元: ・【有機化学/技術】多層構造の低分子塗布型有機EL素子を開発 印刷法を利用 LED並の高効率白色有機ELパネルを作成可能に
LED並の高効率白色有機ELパネルを作成可能にの続きを読む