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産業技術総合研究所

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1: 伊勢うどんφ ★ 2013/12/24(火) 21:28:42.60 ID:???

 産業技術総合研究所は、新世代の太陽電池として注目される「有機太陽電池」に関して、太陽光を電気に変換する割合である「光電変換効率」(以下、変換効率)の理論的な限界をシミュレーションし、約21%と算出した。

有機太陽電池の変換効率の理論限界の検討は、産総研の太陽光発電工学研究センターを中心に、環境・エネルギー、計測・計量標準、ナノテクノロジー・材料・製造の各分野の研究員が連携し、各分野の研究員からなる有機太陽電池限界効率検討会にて取り組んできた。
今回、理論的に計算された限界値・約21 %は、現状の効率である10~12 %より十分高く、今後、材料の選択や改良、構造の最適化によって変換効率のさらなる向上が期待できることを示しているという。

 現在主流の結晶シリコン型太陽電池など無機太陽電池の変換効率の理論限界は知られていた。
これをもとに、無機太陽電池と有機太陽電池の、光を吸収した後に電気を生み出す機構の違いを考慮に入れて、有機太陽電池の変換効率の理論的限界を算出した。この成果は、有機太陽電池の変換効率は「どこまで向上できるか」という研究開発の指針となることが期待されるという。
今回の成果は、米国応用物理学会誌Applied Physics Lettersのオンライン版で近く公開される。

 有機太陽電池は有機材料特有の軽量で薄く柔らかい特性を持っているために、これまで結晶シリコン型太陽光パネルを設置しにくかった場所や用途での設置を可能にする新世代の太陽電池として期待されている。
ただ、結晶シリコン型に比べ、変換効率や耐久性の向上が技術課題であった。しかし、近年、変換効率は急速に向上しており、アモルファス(非晶質)シリコン太陽電池並みの10 %を超える変換効率が報告されている。

このため、有機太陽電池の変換効率は「どこまで向上できるのか」という点に関心が集まっている。
無機半導体の太陽電池については、ShockleyとQueisserにより1961年に変換効率の理論的な限界として約30 %が示されたが、近年、実際の効率がこの値に近づき、無機太陽電池の最近の研究開発は、多接合型や集光型など、ShockleyとQueisserの理論では考慮されていなかった機構を導入することで、効率を向上させる方向に進んでいる。
一方、有機太陽電池の変換効率も急伸し、「どこまで向上できるのか」という指針が必要なレベルに達しており、ShockleyとQueisserの理論のような限界効率を求めることが望まれていた。

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2013/12/22 01:20 Tech-On!
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20131222/324220/

プレスリリース
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2013/pr20131220/pr20131220.html

Applied Physics Letters
Detailed balance limit of power conversion efficiency for organic photovoltaics
http://scitation.aip.org/content/aip/journal/apl/103/25/10.1063/1.4852676



【物理】有機太陽電池の変換効率の理論限界を約21%と算出/産総研の続きを読む

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1: 伊勢うどんφ ★ 2013/12/25(水) 10:11:48.70 ID:???

 独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)のナノチューブ応用研究センターは、株式会社名城ナノカーボンと共同で、単層カーボンナノチューブの量産性を実証したと発表した。

 単層カーボンナノチューブは、鋼の20倍の強度、銅の10倍の熱伝導性、アルミニウムの半分の密度、シリコンの10倍のキャリア移動度といった優れた特性を持ち、広い分野への応用が期待される素材。
しかし、これまでその量産は困難で、現在の市販品には、構造欠陥が多く純度が低かったり、品質にばらつきがあるという問題があった。

 今回、産総研は、小規模の装置でも高純度な単層カーボンナノチューブを合成できる、化学気相成長(CVD)法の一種であるeDIPS法を、名城ナノカーボンに技術転移するとともに、その各種技術を組み合わせ、共同で量産技術実証と、工業生産プラントの開発を行なった。

 これにより、従来の100倍の速さで、ラマン分光法による品質基準G/D比が100以上(従来の市販品は10~20)、純度が99%以上という高品質/高純度の単層カーボンナノチューブ製造に成功した。

 今後の単層カーボンナノチューブの実用化研究の加速が期待されるが、今回のケースは、民間企業との連携/共同研究開発によって、公的研究機関の研究成果を社会に還元する方法のモデルケースとなることも見込まれる。

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ソース (2013/12/24 17:10)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20131224_628856.html

産総研 ニュースリリース
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2013/pr20131224/pr20131224.html



【マジか】単層カーボンナノチューブの量産技術を開発/産総研の続きを読む

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1: 伊勢うどんφ ★ 2013/12/07(土) 11:56:15.71 ID:???

産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が沖縄近海で地質調査のために海底の砂を採取したところ、ブヨブヨとした寒天質の柔らかい海藻が混じっているのが見つかった。
藻類学の専門家に標本を送ったところ、未知の海藻であることが分かった。
近く新種として、正式に論文に報告される。

 産総研によると、沖縄県・伊平屋島の西方沖で昨年9月上旬、船からワイヤで金属製の採泥器を降ろし、海底の砂を20センチほどの深さで採取した際、この海藻も一緒に「混獲」された。現場は水深66メートルで、砂地の上にこの海藻が生えていたとみられる。
柔らかい棒状で、長さ1~1・5センチ。内部の緑色の粒々が透けて見える。
藻類学が専門の大葉英雄・元東京海洋大助教が調べたところ、カサノリ目の新種と分かった。

 大葉さんは「今回見つかった海藻は、新種であるだけでなく、その上の分類群である属のレベルでも未知の海藻で、非常に珍しい」と話す。

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2013年12月5日09時17分 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/TKY201312040404.html



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1: ラダームーンサルト(WiMAX) 2013/12/04(水) 20:20:46.86 ID:0WNFVWjQ0 BE:4619463269-PLT(12001) ポイント特典

SiC単結晶を高速成長できる昇華法用高純度粉末原料を開発 - 産総研など

産業技術総合研究所(産総研)は12月3日、太平洋セメントおよび屋久島電工と共同で、パワー半導体用SiCバルク単結晶の高速成長を可能とする昇華法用高純度SiC粉末原料を開発したと発表した。

同成果は、同所 先進パワーエレクトロニクス研究センター ウェハプロセスチームの加藤智久研究チーム長によるもの。詳細は、12月9日~12月10日に埼玉県さいたま市にて開催される「SiC及び関連半導体研究第22回講演会」で発表される。

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http://news.mynavi.jp/news/2013/12/04/461/images/001l.jpg
昇華法用高昇華型SiC粉末原料

Siデバイスに比べて、高効率・低損失なSiCパワーデバイスは、すでにSBDやMOSFETで実用化されており、今後、同市場は大きく拡大していくと考えられている。この流れをさらに加速させるためには、デバイスに使われるSiC基板の低コスト化が必須とされている。
SiC基板の低コスト化を図るには、SiCバルク単結晶(インゴット)の生産性を高める必要がある。SiCインゴットは、SiC粉末原料を約2400℃の高温で昇華させ、再析出させる昇華再結晶法(改良Lely法)で製造される。同製造法におけるSiCインゴットの生産性は、原料となるSiC粉末の昇華特性に大きく影響を受けると考えられ、生産性を高めるためには、昇華速度、昇華ガス量などが優れたSiC粉末材料が求められている。

http://news.mynavi.jp/news/2013/12/04/461/index.html

つづく



[半導体] SiCバルク単結晶を高速成長可能な昇華法(改良Lely法)用高純度SiC粉末原料を開発の続きを読む

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1: ◆CHURa/Os2M @ちゅら猫ρ ★ 2013/11/23(土) 16:15:58.69 ID:???0

★産総研、人工衛星の地球観測データを即時無料公開……日本上空からの画像データ
2013年11月22日(金) 19時15分

ダウンロード (1)

産業技術総合研究所は11月22日、米国の人工衛星「ランドサット8号」の地球観測データをウェブ上に即時公開するシステムを構築したことを発表した。Webサイト「Landsat-8直接受信・即時公開サービス」において、無料提供される。

ランドサット8号(2013年2月打ち上げ)は、日本の上空を毎日通過し日本全体を16日周期で巡回する人工衛星。このシステムは撮像されたデータを直接受信し、受信後約1時間半で公開することを可能とした。産総研の地球観測データプラットフォーム「GEO Grid」(地球観測グリッド)
の研究開発の一環として構築された。

提供する地球観測データの空間分解能は、可視光線領域・近赤外線領域で15~30m、熱赤外線領域で100m。16日ごとに同一地点を観測するため、防災・環境監視・農林水産業など広範な分野で時系列画像を使った利活用、観光などビジネスでの利用が期待される。

Webサイト「Landsat-8直接受信・即時公開サービス」では、過去16日間の日本上空の観測データを誰でも無料で閲覧できる。データ受信からウェブ配信までのすべての処理が自動化・最適化されており、ランドサット8号が上空を通過してから2時間程度で全処理が終了する。ユーザーは観測日時や画像にかかっている雲の量の多さを指定するなどして、必要なデータを検索・ダウンロード可能。将来は他のシステムで公開されている複数の衛星観測データに対する横断的な検索も可能となる予定だ。

http://www.rbbtoday.com/article/2013/11/22/114213.html



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1: ◆konata7Svc @テルミナφ ★ 2013/09/03(火) 19:57:19.87 ID:???

 産業技術総合研究所や界面活性剤メーカーのアライドカーボンソリューションズ(東京・新宿)、琉球大学は、酵母を使って食用にならない植物油から界面活性剤を量産する技術を開発した。
従来の界面活性剤の約100分の1の濃度で同程度の洗浄能力を持つという。土で分解するため、環境への負荷が少ない洗浄剤やシャンプーなど幅広い応用が期待できる。

 インドで灯火用に使われているマフア油から、「バイオサーファクタント」と呼ぶ界面活性剤を生産できる微生物を探した。
十数種類の菌の中から、特定の酵母菌が界面活性剤を効率よく生産できることを突き止めた。

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ソース:日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG02028_S3A900C1TJM000/



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