理系にゅーす

理系に関する情報を発信! 理系とあるものの文系理系関係なく気になったものを紹介します!

発汗

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
1: 2018/04/14(土) 22:59:58.79 ID:CAP_USER
発汗は、今や健康や美容のトレンドになっている。遠赤外線サウナからホットヨガまで、タオルが汗でびっしょりになるアクティビティはリラクゼーション効果があるだけでなく、体の毒素を排出して健康を保つとも言われている。

だが、汗をかいて毒素を排出するという説は、汗をかいて弾丸を搾り出すというのと同じくらいありえない話であることが、最新の研究で明らかになった。科学者たちも長年密かに疑っていたことだが、汗と一緒に毒素も排出されるというのは、都市伝説に過ぎなかった。

人間が汗をかくのは体温を下げるためであって、老廃物や有毒物質を排出するためではない。その役目を負うのは、腎臓と肝臓である。もちろん、都市伝説の中にも一粒の真実はあるものだ。この場合も例外ではない。汗の成分の大部分は水とミネラルだが、様々な種類の有毒物質も含まれている。

ただし、学術誌「Environment International」に掲載された研究報告によれば、その量はごくわずかだという。

「どの程度の量かということは、常に問うべきです」と、化学者のジョー・シュワルツ氏は言う。「汗を分析すると多くの物質が見つかりますが、化学物質があるからと言って必ずしも危険なわけではありません」

■汗に含まれる汚染物質の量は?

シュワルツ氏は、カナダ、マギル大学の科学社会事務局長を務めている。科学に関する都市伝説を検証する同局には、医療詐欺やエセ療法に関する問い合わせが山のように寄せられているという。そのなかには、体のデトックスをうたったものも数多い。

では、汗の中にはどれほど有害な物質が含まれているのだろうか。

ほとんどの汚染物質に関しては、その量はあまりにわずかで、あってもなくても変わらないと、今回の研究を率いたパスカル・インベルト氏は言う。インベルト氏は、カナダ、オタワ大学の運動生理学者で、体脂肪に蓄積する汚染物質の研究をしている。

これらの物質は「残留性有機汚染物質」と呼ばれ、農薬、難燃剤、そして現在は禁止されているもののまだ環境中に残っているポリ塩化ビフェニル(PCB)などがある。

続きはソースで

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/041200218/ph_thumb.jpg
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/041200164/
ダウンロード (1)


引用元: 【健康】「汗をかいてデトックス(毒素排出)」はウソ 

「汗をかいてデトックス(毒素排出)」はウソの続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
1: 2014/10/24(金) 01:09:41.54 ID:???.net
2014年10月21日
独立行政法人理化学研究所 スウェーデン ウプサラ大学

無汗症患者の原因遺伝子を発見
-IP3受容体が機能しないと発汗できない-

私たちが汗をかくのは、体温を一定に保つためです。
汗は蒸発時に身体の熱を奪い体温を下げます。
もし、発汗ができないと熱中症やめまいを発症しやすく、重症化すると意識障害などを起こすこともあります。
汗をかくことができない「無汗症」という疾患があり、その原因として汗腺の形成不全や交換神経の異常などが挙げられていますが、その他の原因で発症する無汗症はこれまで報告されていません。
理研の研究者とスウェーデン・ウプサラ大学との共同研究グループは、パキスタンで特異な先天性無汗症を発症する家系を発見し、それを引き起こす原因遺伝子を明らかにすることに取り組みました。

発見した先天性無汗症患者を調べたところ、汗腺の形成不全や交換神経の異常が見られず、発汗の異常以外は健常者と変わらないことが分かりました。
また、家族全員に症状が出ていないことから、原因とされる遺伝子は常染色体劣性遺伝子であると推測しました。
そこで、劣性遺伝子疾患の原因遺伝子を特定できる手法を用いて、近親婚家系のDNAサンプルを用いてさらに詳しく解析しました。
その結果、この疾患の原因遺伝子が2型イノシトール三リン酸(IP3)受容体を発現する遺伝子であることが分かりました。
IP3受容体は細胞外からの刺激に応じてカルシウムを細胞内に放出し、細胞内のカルシウム濃度を調節する役目を担っています。

共同研究グループは、2型IP3受容体にあるカルシウムイオンチャンネル形成領域(カルシウムイオンを通す小さな穴の部分)に、点変異と呼ばれるタンパク質中の1つのアミノ酸の置き換えがあることを発見し、この変異が2型IP3受容体の機能を阻害していることを突き止めました。
また、マウスを用いた実験を行い、2型IP3受容体を欠損したマウスでは、汗腺の細胞内カルシウム量が低下し、汗の分泌量が野生のマウスに比べおよそ1/6に減っていることを発見しました。
これらの結果から、汗腺細胞に発現する2型IP3受容体からのカルシウム放出は、ヒトとマウスの発汗に重要な働きをしていることが明らかになりました。

今回の成果により、今後、IP3受容体の活性を制御することによって無汗症や多汗症を治療する方法の確立が期待できます。
_____________

▽記事引用元
http://www.riken.jp/pr/press/2014/20141021_1/digest/
理化学研究所(http://www.riken.jp/)2014年10月21日

報道発表資料
http://www.riken.jp/pr/press/2014/20141021_1/

*ご依頼いただきました。

引用元: 【医学】無汗症患者の原因遺伝子を発見 IP3受容体が機能しないと発汗できない/理化学研究所など

無汗症患者の原因遺伝子を発見 IP3受容体が機能しないと発汗できない/理化学研究所などの続きを読む

このページのトップヘ