1: 2016/01/14(木) 21:59:13.49 ID:CAP_USER.net
【プレスリリース】省エネで生産性の高い革新的炭素繊維製造プロセスを開発 ―製造エネルギーとCO2排出量を半減、生産性を10倍向上― - 日本の研究.com
NEDOは、東京大学、産業技術総合研究所、東レ(株)、帝人(株)、東邦テナックス(株)、三菱レイヨン(株)とともに、従来の製造プロセスに比べて、製造エネルギーとCO2排出量を半減させ、生産性を10倍に向上できる革新的炭素繊維製造プロセスの基盤技術を確立しました。
この技術により、低コストで大量に炭素繊維を製造することができます。
今後、この量産プロセスの工業化を目指すとともに、複合材料用繊維として革新的な性能を発現する高性能かつ多機能な炭素繊維の創出を目指します。
概要
炭素繊維は、熱的・化学的に極めて安定で軽量かつ力学的特性に優れる素材であり、日本のPAN※1系炭素繊維メーカー3社が、世界シェアの約65%を生産しているなど、日本が世界をリードしている素材です。
また炭素繊維は、航空機のみならず自動車への適用が期待されるほか、環境・エネルギー分野、土木建築分野等、様々な分野へ適用が拡大しています。
今後、炭素繊維の自動車等への本格的導入のためには、炭素繊維の生産性を飛躍的に高め、製造時における消費エネルギーならびに二酸化炭素排出量を大幅に低減する必要があります。
今般、NEDOは、「革新的新構造材料等研究開発」※2において、東京大学などとともに、製造エネルギーと二酸化炭素排出量を半減させ、生産性を10倍に向上できる革新的炭素繊維製造プロセスの基盤技術を確立しました。
本プロジェクトは、東京大学が中心となって、産業技術総合研究所および東レ(株)、帝人(株)、東邦テナックス(株)、三菱レイヨン(株)が参加。
現行方式の生産性の足かせとなっている耐炎化※3工程を不要とする新規前駆体化合物※4を開発するとともに、マイクロ波を用いた高効率の炭素化技術、ならびにプラズマを用いた表面処理技術を開発し、低コストで、高性能の炭素繊維を高効率で生産できる省エネ製造プロセスの基盤技術を確立しました。
今後は、この量産プロセスの工業化を目指すとともに、この新しいプロセスから生み出される炭素繊維のポテンシャルを拡大して、複合材料用繊維として革新的な性能を発現する高性能かつ多機能な炭素繊維の創出を目指します。
なお、本成果は、2016年1月27日(水)~29日(金)の間、東京ビッグサイトで開催される「nano tech 2016 第15回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」のNEDOブースにおいて展示します。
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引用元: 【技術】省エネで生産性の高い革新的炭素繊維製造プロセスを開発 製造エネルギーとCO2排出量を半減、生産性を10倍向上
省エネで生産性の高い革新的炭素繊維製造プロセスを開発 製造エネルギーとCO2排出量を半減、生産性を10倍向上の続きを読む