1: 2019/06/30(日) 15:22:57.04 ID:CAP_USER
オオカミは魚を捕りブルーベリーも食べる、多彩な食生活を解明
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190630-00010000-nknatiogeo-sctch
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190630-00010000-nknatiogeo-sctch&p=2
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190630-00010000-nknatiogeo-sctch&p=3
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190630-00010000-nknatiogeo-sctch&p=4
2019/6/30
YAHOO!JAPAN NEWS,ナショナル ジオグラフィック日本版
・研究者も驚く、高い知能と文化をもつ可能性
米国ミネソタ州、ボエジャーズ国立公園の森の中の静かな湿地帯。
生物学者のトム・ゲーブル氏は、ある「◯し」を調査していた。
手がかりは血に染まった葉、毛束、骨の破片。被害者は、アメリカビーバーだ。
犯人は、体重34.5キログラムのオスのハイイロオオカミ(Canis lupus)。
年齢は推定5歳、ゲーブル氏が「V074」と呼ぶ個体だ。
「このオオカミは最近、ビーバーを◯しまくっているんです」と、格闘の最中に折れたらしい枝を調べながらゲーブル氏が言う。
「この春すでに、少なくとも4匹◯しています」
・オオカミ調査プロジェクト
ミネソタ大学の博士課程にいるゲーブル氏は、何カ月にもわたってV074を追跡している。
昨秋捕獲され、GPS発信器付きの首輪を取り付けられた個体だ。
このオオカミが1カ所に20分以上とどまっていると、ゲーブル氏の元にアラートが届くようになっている。
つまり、狩りに成功した可能性が高い時だ。
あちこちに残されたビーバーの死体の痕跡と、首輪から送られてきたGPSデータを使って、ゲーブル氏は狩りの様子を再現する。
どうやら、オオカミはまず、湿地に隠れてじっと待っていたようだ。
ビーバーがダムのメンテナンスに向かう途中で、オオカミは飛び出して襲いかかり、短いもみ合いの末に獲物を圧して、
トウヒ林の中で骨から毛皮まで食べ尽くした。
狩りをするハイイロオオカミの姿を思い描いてほしい。
恐らく、ヘラジカを追って谷を駆け抜ける群れを想像するのではないだろうか。
ビーバーを待ち伏せして沼に潜む、一匹オオカミではなく。
しかし、「ボエジャーズウルフプロジェクト」という調査プロジェクトによってこの7年間で明らかになったのは、
この地域のオオカミたちが驚くほど多様な食性を持っているということだ。
ゲーブル氏らはオオカミがハクチョウやカワウソ、魚のほか、ブルーベリーまで食べていることを発見した。
さらに、オオカミは獲物をただ追いかけるだけでなく、多彩な狩りの戦術を駆使していることもわかった。
そのうちのいくつかは、高度な認知能力に加えて、文化の存在さえも示唆している可能性がある。
「オオカミの行動パターンは、多くの人が考えていたよりもずっと柔軟なものだということがわかってきました」とゲーブル氏は話す。
「おかげで、いかにして彼らが北半球で広く繁栄してきたか、新しい理解が得られてきています」
・74匹のオオカミに発信器
オオカミはすでによく研究されている動物の一つだが、北米とヨーロッパに広がる針葉樹林帯においては、
行動の特性が比較的知られないままだった。夏の間は植生が濃く、従来の発信器ではオオカミを追跡することが困難だからだ。
しかし、10年ほど前からGPSを利用して宇宙から追跡することで、オオカミたちの新たな事実が明らかになってきた。
2012年以来、ボエジャーズウルフプロジェクトの生物学者たちは12の群れの74匹のオオカミに発信器を取り付け、
各個体の位置情報を集積してきた。
科学捜査班のように糞を収集し、◯害現場を調べ上げることで、
研究者たちはオオカミが何を、どのように狩っているのか、知ることができる。
続きはソースで
文=Ben Goldfarb/訳=桜木敬子
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190630-00010000-nknatiogeo-sctch
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190630-00010000-nknatiogeo-sctch&p=2
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190630-00010000-nknatiogeo-sctch&p=3
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190630-00010000-nknatiogeo-sctch&p=4
2019/6/30
YAHOO!JAPAN NEWS,ナショナル ジオグラフィック日本版
・研究者も驚く、高い知能と文化をもつ可能性
米国ミネソタ州、ボエジャーズ国立公園の森の中の静かな湿地帯。
生物学者のトム・ゲーブル氏は、ある「◯し」を調査していた。
手がかりは血に染まった葉、毛束、骨の破片。被害者は、アメリカビーバーだ。
犯人は、体重34.5キログラムのオスのハイイロオオカミ(Canis lupus)。
年齢は推定5歳、ゲーブル氏が「V074」と呼ぶ個体だ。
「このオオカミは最近、ビーバーを◯しまくっているんです」と、格闘の最中に折れたらしい枝を調べながらゲーブル氏が言う。
「この春すでに、少なくとも4匹◯しています」
・オオカミ調査プロジェクト
ミネソタ大学の博士課程にいるゲーブル氏は、何カ月にもわたってV074を追跡している。
昨秋捕獲され、GPS発信器付きの首輪を取り付けられた個体だ。
このオオカミが1カ所に20分以上とどまっていると、ゲーブル氏の元にアラートが届くようになっている。
つまり、狩りに成功した可能性が高い時だ。
あちこちに残されたビーバーの死体の痕跡と、首輪から送られてきたGPSデータを使って、ゲーブル氏は狩りの様子を再現する。
どうやら、オオカミはまず、湿地に隠れてじっと待っていたようだ。
ビーバーがダムのメンテナンスに向かう途中で、オオカミは飛び出して襲いかかり、短いもみ合いの末に獲物を圧して、
トウヒ林の中で骨から毛皮まで食べ尽くした。
狩りをするハイイロオオカミの姿を思い描いてほしい。
恐らく、ヘラジカを追って谷を駆け抜ける群れを想像するのではないだろうか。
ビーバーを待ち伏せして沼に潜む、一匹オオカミではなく。
しかし、「ボエジャーズウルフプロジェクト」という調査プロジェクトによってこの7年間で明らかになったのは、
この地域のオオカミたちが驚くほど多様な食性を持っているということだ。
ゲーブル氏らはオオカミがハクチョウやカワウソ、魚のほか、ブルーベリーまで食べていることを発見した。
さらに、オオカミは獲物をただ追いかけるだけでなく、多彩な狩りの戦術を駆使していることもわかった。
そのうちのいくつかは、高度な認知能力に加えて、文化の存在さえも示唆している可能性がある。
「オオカミの行動パターンは、多くの人が考えていたよりもずっと柔軟なものだということがわかってきました」とゲーブル氏は話す。
「おかげで、いかにして彼らが北半球で広く繁栄してきたか、新しい理解が得られてきています」
・74匹のオオカミに発信器
オオカミはすでによく研究されている動物の一つだが、北米とヨーロッパに広がる針葉樹林帯においては、
行動の特性が比較的知られないままだった。夏の間は植生が濃く、従来の発信器ではオオカミを追跡することが困難だからだ。
しかし、10年ほど前からGPSを利用して宇宙から追跡することで、オオカミたちの新たな事実が明らかになってきた。
2012年以来、ボエジャーズウルフプロジェクトの生物学者たちは12の群れの74匹のオオカミに発信器を取り付け、
各個体の位置情報を集積してきた。
科学捜査班のように糞を収集し、◯害現場を調べ上げることで、
研究者たちはオオカミが何を、どのように狩っているのか、知ることができる。
続きはソースで
文=Ben Goldfarb/訳=桜木敬子
引用元: ・【生物】オオカミは魚を捕りブルーベリーも食べる、多彩な食生活を解明[06/30]
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