1: 2015/04/05(日) 15:24:36.94 ID:???.net
掲載日:2015年4月2日
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/040100026/
画像
南アフリカ共和国で妊娠中のサイに目隠しをして、ボツワナへ移送する準備を行う。ボツワナでの個体数回復と、密猟からの保護がその主な目的だ。(Photograph by Beverly Joubert)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/040100026/ph_thumb.jpg
体重が2トン半にもなるサイをケージに入れて飛行機に乗せ、国境を越えるとは気の遠くなりそうな話だ。
ところが動物保護活動家たちは、まさにそうやって100頭ものサイを南アフリカ共和国から運び出そうと計画している。
絶滅の危機に瀕しているサイを密猟から守り、野生下で新たな個体群を確立させようという試みである。もちろん、困難な作業となることは覚悟の上だ。
「サイの保全は絶望的な状態にあります。ですから、最も密猟の多い地域から最も少ない場所へ移動させたいと考えています」と、ボツワナのオカバンゴ・デルタを拠点に活動するドキュメンタリー映像作家、自然保護家のデレック・ジュベール氏は話す。
アフリカには現在、4000~5000頭のクロサイと、2万頭のシロサイが生息するとされるが、それらは7時間半ごとに1頭、年間1000頭以上が密猟者によって◯されている。目的は、角を切り取り、中国やベトナムの闇市場で取引することだ。サイの角は万病に効くと信じられており、末端価格は1キロあたり6万5000米ドル(約780万円)にも上るが、西洋医学の科学者たちは、その効果に医学的根拠はないとしている。
|ボツワナの非公開保護地域へ
ナショナル ジオグラフィック協会付きエクスプローラーでもあるジュベール氏とその夫人ビバリー氏は昨年、『ライノス・ウィズアウト・ボーダー(国境なきサイたち)』という非営利運動を立ち上げ、つい最近10頭のサイを南アフリカの過密な保護区から別の保護地域へ移送した。
非公開のこの場所は、一時的にサイを収容するために用意されたもので、ここで病気や寄生虫の治療を受けたサイは、数カ月後にボツワナ北部にあるやはり非公開の保護地域へ移される。サイ同士の争いを避けるため、野生へ放す場所は他のサイの縄張りがまだ確立されていない地域に限られている。新たな場所へ放されたサイは早速マーキングを始め、自らの縄張りを確保する。
過去にも、サイやゾウ、その他の動物を飛行機で運ぶという試みは行われてきたが、ジュベール夫妻の取り組みは史上最大規模のサイ空輸計画となる。今年末までにあと25頭を南アフリカから移動させる予定で、来年にはさらに65頭の移送を計画している。
続きはソースで
<参照>
Rhinos Without Borders | Great Plains Conservation | andBeyond
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/040100026/
画像
南アフリカ共和国で妊娠中のサイに目隠しをして、ボツワナへ移送する準備を行う。ボツワナでの個体数回復と、密猟からの保護がその主な目的だ。(Photograph by Beverly Joubert)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/040100026/ph_thumb.jpg
体重が2トン半にもなるサイをケージに入れて飛行機に乗せ、国境を越えるとは気の遠くなりそうな話だ。
ところが動物保護活動家たちは、まさにそうやって100頭ものサイを南アフリカ共和国から運び出そうと計画している。
絶滅の危機に瀕しているサイを密猟から守り、野生下で新たな個体群を確立させようという試みである。もちろん、困難な作業となることは覚悟の上だ。
「サイの保全は絶望的な状態にあります。ですから、最も密猟の多い地域から最も少ない場所へ移動させたいと考えています」と、ボツワナのオカバンゴ・デルタを拠点に活動するドキュメンタリー映像作家、自然保護家のデレック・ジュベール氏は話す。
アフリカには現在、4000~5000頭のクロサイと、2万頭のシロサイが生息するとされるが、それらは7時間半ごとに1頭、年間1000頭以上が密猟者によって◯されている。目的は、角を切り取り、中国やベトナムの闇市場で取引することだ。サイの角は万病に効くと信じられており、末端価格は1キロあたり6万5000米ドル(約780万円)にも上るが、西洋医学の科学者たちは、その効果に医学的根拠はないとしている。
|ボツワナの非公開保護地域へ
ナショナル ジオグラフィック協会付きエクスプローラーでもあるジュベール氏とその夫人ビバリー氏は昨年、『ライノス・ウィズアウト・ボーダー(国境なきサイたち)』という非営利運動を立ち上げ、つい最近10頭のサイを南アフリカの過密な保護区から別の保護地域へ移送した。
非公開のこの場所は、一時的にサイを収容するために用意されたもので、ここで病気や寄生虫の治療を受けたサイは、数カ月後にボツワナ北部にあるやはり非公開の保護地域へ移される。サイ同士の争いを避けるため、野生へ放す場所は他のサイの縄張りがまだ確立されていない地域に限られている。新たな場所へ放されたサイは早速マーキングを始め、自らの縄張りを確保する。
過去にも、サイやゾウ、その他の動物を飛行機で運ぶという試みは行われてきたが、ジュベール夫妻の取り組みは史上最大規模のサイ空輸計画となる。今年末までにあと25頭を南アフリカから移動させる予定で、来年にはさらに65頭の移送を計画している。
続きはソースで
<参照>
Rhinos Without Borders | Great Plains Conservation | andBeyond
引用元: ・【環境/生物】史上最大、サイ100頭の空輸計画 密猟者の跋扈する南アフリカから、より安全なボツワナへ
史上最大、サイ100頭の空輸計画 密猟者の跋扈する南アフリカから、より安全なボツワナへの続きを読む