理系にゅーす

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1: 2019/05/14(火) 15:06:34.08 ID:CAP_USER
2019年5月13日 13時09分
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「世界でここにしかいない」という生き物が福岡県の九州大学にいます。「種の保存」だけを目的に育てられ、何の役にも立たないと思われてきました。でも、実は人や動物の命を感染症から救うかもしれないということが分かってきたのです。(福岡放送局記者 金子泰明)
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正体は“カイコ”

九州大学の一角にある施設に、世界でここにしかいない生き物がいます。

これがその生き物、“カイコ”です。カイコというと、養蚕に使われることで知られていますが、九州大学で育てられているカイコは特別です。実はこのカイコ、感染症から命を守るワクチンの原料を生み出しているのです。

カイコに特定のウイルスを注入すると、体内で、ワクチンの原料になる希少なタンパク質が作られることが知られています。

九州大学のカイコが普通のカイコと違うのは、1度に多くのタンパク質が採取できる点です。このため、ワクチンを効率的かつ大量に生産できるのではと期待されています。



研究とビジネスのはざまで…


この特別なカイコを見つけ出したのが九州大学の日下部宣宏教授です。

実は九州大学には、世界的にも類を見ない450種類ものカイコがいて、「種の保存」だけを目的に、人知れずおよそ100年にわたって繁殖が続けられています。

しかし、種を保存するにもお金が必要です。さらに研究費の確保にも迫られた日下部教授は、養蚕以外の目的でカイコを活用できないかと考えました。

そこで目を付けたのが、以前から知られていたカイコの特徴でした。それはカイコからワクチンの原料になる希少なタンパク質が取り出せるというものでした。

日下部教授は450種類ものカイコの中から、最も効率的に大量の希少なタンパク質を採取できるカイコを探そうと決意します。

450種類すべてを丹念に調査した結果、7年かかってようやく、希少なタンパク質を多く作り出す4種類のカイコを見つけ出すことに成功。いずれも病気に弱いなど、生糸の生産者などからは見向きもされてこなかった、いわば「役には立たない」種類のカイコでした。

しかし、日下部教授は、せっかく発見したのに、その成果を有効に活用することができずにいました。希少なタンパク質を抽出できても、研究一筋だった教授は、ワクチンを製造する製薬会社にどう売り込めばいいかなどのノウハウがなかったのです。

続きはソースで

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190513/amp/k10011913981000.html
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引用元: 【生物】 “役立たず”から 豚1000頭分のワクチン 令和元年5月13日

“役立たず”から 豚1000頭分のワクチン 令和元年5月13日の続きを読む

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1: 2018/08/18(土) 12:20:24.91 ID:CAP_USER
大自然は弱肉強食、食うか食われるかの世界だ。生きものたちは、多様な戦略で生存競争を繰り広げている。昆虫の餌になりやすい植物も、昆虫の天敵を利用した実に巧妙な生き残り策で被害を減らしている。だが最近の山口大などのチームの研究で、繭が絹糸の原料になることで知られるカイコは、植物を上回る高度な戦略で天敵を封じ「餌食べ放題」の状態を実現していることが分かってきた。

■天敵のハチやハエを呼び寄せて害虫駆除

 動くことができない陸上の植物は葉や茎を食べられる被害を軽減するため、さまざまな自衛策を持っている。その一つが「みどりの香り」というものだ。チョウやガなどの幼虫が葉や茎をかじり、細胞が壊れた際に生成して放出するヘキセナールという揮発性の化合物で、しばしば「青くさい草の香り」と表現される。

 この香りは、幼虫の天敵であるハチやハエを呼び寄せる。誘因されたハチやハエは幼虫に卵を産み付けたり食べさせたりする。卵は体内で孵化(ふか)し、幼虫の体を食い荒らして死なせる。こうして、植物は自分の葉や茎を食べる害虫を駆除しているのだ。

 「植物の間接防衛」と呼ばれる仕組みで、約30年前に発見された。陸上植物のほぼ全てが持つ機構で、モンシロチョウの幼虫に食い荒らされることが多いキャベツが、幼虫の天敵の寄生バチ「アオムシサムライコマユバチ」を呼び寄せることがよく知られている。

ハチやハエの仲間は嗅覚に優れ、微弱な香りも嗅ぎつけることができる。チームの一員である高林純示・京都大教授らが2012年に発表した論文では、最大70メートル離れたみどりの香りに誘因されたことが報告されている。そのため、植物にとってかなり強力な自衛手段となっているのだ。

続きはソースで

https://www.sankei.com/images/news/180818/prm1808180014-p1.jpg
https://www.sankei.com/premium/news/180818/prm1808180014-n1.html
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引用元: 【生物】カイコの高度な生き残り術 「天敵呼ぶ香り」封じて餌食べ放題[08/18]

カイコの高度な生き残り術 「天敵呼ぶ香り」封じて餌食べ放題の続きを読む

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1: 2018/08/14(火) 03:36:01.26 ID:CAP_USER
ストーリー by headless 2018年08月12日 11時48分繊維 部門より

ゲノム編集したカイコガを用いることで、高い割合でクモ糸タンパク質を含むシルク繊維を得ることに中国の研究グループが成功したそうだ(論文、 Ars Technicaの記事)。

クモ糸は高い強度や伸展性など優れた特性を持ち、バイオ素材として注目を集めている。しかし、クモの生態上、飼育による大規模なクモ糸繊維の生産は困難だ。他の生物にクモの遺伝子を挿入してクモ糸タンパク質を生成させる場合、多くは繊維を作る工程が必要になる。カイコガを使用すれば直接繊維を採取可能となるが、トランスポゾンを用いてクモの遺伝子を挿入する従来の方法ではクモ糸タンパク質を効率よく得られなかったという。

続きはソースで

https://science.srad.jp/story/18/08/11/215240/
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引用元: 【バイオ素材】 カイコの遺伝子を置き換え、クモ糸タンパク質を高い割合で含むシルク繊維の大規模生産を可能にする研究成果

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1: 2016/09/15(木) 12:20:07.11 ID:CAP_USER
【プレスリリース】メスなのに精◯をつくるカイコの作出に成功 〜カイコを雄にする遺伝子の機能解明〜 - 日本の研究.com
https://research-er.jp/articles/view/50148
https://research-er.jp/img/article/20160914/20160914160208.jpg


発表のポイント

•カイコを雄にすると予想されていた遺伝子(Masc)を雌のカイコで強制的に発現させたところ、精◯をつくるなど様々な点で雄らしさを備えたカイコとなった。

•Mascは個体を雄化することで知られるいかなる遺伝子とも異なる、新しいタイプの遺伝子としてみつかった。本研究は、Mascが個体の雄化に関わることを実証した初の研究である。

•Mascの強制的発現により雄化した雌は妊性が著しく低下する。本研究成果は、Mascを創農薬ターゲットとした新たな不妊化剤による害虫防除法の開発に繋がると期待される。


発表概要

カイコの性は、piRNAと呼ばれる小分子RNAによって決まる、という点でユニークです。このpiRNAは雌だけがもつW染色体の遺伝子Femによって作りだされ、個体の性を雄にする遺伝子Mascの 働きを抑制します。したがってFemをもつ個体では雄化のプロセスが抑制され、その結果雌になると予想されてきました。しかし、Masc が個体を雄化することができるかどうか、という点については不明のままでした。

そこで東京大学大学院新領域創成科学研究科・鈴木雅京准教授ら、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 新産業開拓研究領域 カイコ機能改変技術研究ユニット・笠嶋めぐみ研究員ら、東京大学大学院農学生命科学研究科・勝間進准教授らのグループは、piRNAによる抑制を免れるMasc(Masc-R)を人工的に作製し、それをカイコのゲノム内に組込むことで個体にどのような変化が見られるかを観察することにしました。その結果、Masc-Rをもつ雌は卵巣に異常を示し、ほとんど卵を産まなくなりました。この異常な卵巣の中には精巣とよく似た組織の形成がみられました。

この組織は精巣に似ているだけでなく、実際に精◯を含むこともわかりました。また、外部生殖器や腹部の特徴についても雄化の傾向がみられました。以上の結果から、Mascはカイコの雄化を引き起こす機能をもつといえます。個体を雄にする機能をもつ遺伝子は、未だ数えるほどしかみつかっていません。本研究は、蝶や蛾の雄化に関わる遺伝子の機能を解明した、貴重な例であるといえます。また本研究成果は、Mascを創農薬ターゲットとした蛾類害虫の不妊化による害虫防除法の開発に役立つと期待されます。

続きはソースで

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引用元: 【遺伝学】メスなのに精◯をつくるカイコの作出に成功 カイコを雄にする遺伝子の機能解明 [無断転載禁止]©2ch.net

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1: 2015/12/09(水) 21:41:13.75 ID:CAP_USER.net
【プレスリリース】リケジョ高校生、蚕が食べるクワの葉に植物の宝石「プラントオパール」を新発見 本庄高等学院の高校生の論文が国際的植物専門誌に掲載へ - 日本の研究.com
http://research-er.jp/articles/view/41407


早稲田大学本庄高等学院の筒井音羽(つついおとは、研究開始時高校3年、現早稲田大学政治経済学部2年)さん、坂本玲(さかもとれい、研究開始時高校2年、現早稲田大学教育学部1年)さん、尾林舞香(おばやしまいか)さん、山川冴子(やまかわさえこ)さん(ともに現高校3年)、半田亨(はんだとおる)教諭、東京大学物性研究所松田巌(まつだいわお)准教授らの研究グループは、蚕が食べるクワの葉の中に植物の宝石「プラントオパール」を発見しました。

蚕のエサである一ノ瀬クワの葉におけるプラントオパールの観測は、本研究が世界で初めてです。さらに、葉の中のプラントオパールの分布が不均一であることを突き止め、そこから一ノ瀬クワの成長機構を明らかにしました。

プラントオパールはケイ酸の結晶で、植物が水と共に取り込んだ土中のケイ酸イオンから形成されます。その特徴的な形と物質の安定性から植物分類学や考古学などに利用されています。葉の成長に伴って、プラントオパールの元素組成や形状の変化を分析することにより、植物が根から吸収した物質の循環を知ることができ、植物の成長のメカニズムの解明に寄与します。

早稲田大学本庄高等学院は、スーパーサイエンスハイスクールとして文部科学省から指定されており、2010年より有志生徒がキャンパスに自生するクワの葉を対象に研究に取り組んできました。本研究は高校生自身が論文執筆を手がけ、教員の協力のもと、国際的な植物専門誌『Flora』に掲載されることになった快挙でもあります。

本庄高等学院は富岡製糸場で知られる群馬県とともに養蚕業が盛んな埼玉県北部に位置しており、今年度よりプラントオパールが蚕に与える影響の調査も開始しています。プラントオパールは蚕の食欲誘因物質の1つと言われています。今後は蚕の食欲増進や絹の増産につながる研究にも着手していきます。

なお、今回の研究成果は、オランダ系の植物学専門誌『Flora』オンライン版に、11月26日(現地時間)に掲載されました。

掲載論文:Light and SEM observation of opal phytoliths in the mulberry leaf

著者:O. Tsutsui, R. Sakamoto, M. Obayashi, S. Yamakawa, T. Handa, D. Nishio-Hamane and I. Matsuda

続きはソースで

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引用元: 【植物学】蚕が食べるクワの葉に植物の宝石「プラントオパール」を新発見 一ノ瀬クワの成長機構を明らかに

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