理系にゅーす

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1: 2019/03/30(土) 06:48:45.11 ID:CAP_USER
■学名は「ミニ・マム」その脳は針の上に載るほど、マダガスカル

「とても小さい」ことを表す英単語をいくつ知っているだろう? 思い浮かぶのは「ミニチュア」(小型)、「ミニスキュール」(微小)、「ミニマム」(最小)あたりだろうか。

 これらの言葉は、アフリカ東岸沖のマダガスカル島で見つかった新種の極小カエル3種を説明にもなるが、学名でもある。 (参考記事:「世界最小の爬虫類、新種ミニカメレオン」)

 カエル3種に、それぞれ「Mini mum」「Mini ature」「Mini scule」と名付けたドイツ、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンの進化生物学者マーク・シェルツ氏、これら3種とほかに2種の極小カエルの新種に関する論文を2019年3月27日付けで学術誌「PLoS ONE」に発表した。『Mini』は、新しくできた属名だ。

「これらのカエルの脳は、針の上に乗るほどの大きさです。人間と同じ臓器をすべて持っているのに、親指の爪の4分の1ほどの大きさしかないのは、驚異的なことです」とシェルツ氏。

 今回発見された中でも最小の「ミニ・マム(Mini mum)」の体長は、8~10ミリほど、紙用の標準的なホチキスの針ほどの大きさだ。最大の種である「ミニ・チュア(Mini ature)」でも14.9ミリ、マイクロSDカードほどの長さしかない。ちなみに現在、世界最小のカエルは、体長およそ7.7ミリ、イエバエほどの大きさで、世界最小の脊椎動物でもある。

■ウィットに富んだ学名には功罪も

 見つかった新種は、マダガスカルヒメアマガエル亜科の仲間。このグループのカエルはどれも小さく、今回の発見で合計108種になった。マダガスカルでは毎年、平均10種が新種として記載されている。

 シェルツ氏の研究チームは、2014年に研究を始めて以来、40種以上を発見してきた。もちろん新種の発見は、決して易しいことではない。小さなカエルはマダガスカル南東部にある隔絶された森の落ち葉や、北部山岳地帯のうっそうとした草の茂みに暮らす。カエルを見つけること自体が難しいのだ。

 また、そもそも外見がよく似るカエルの形態的な違いを特定することは、通常の大きさであっても難しい。それが極小のカエルともなれば、なおさらである。そこで今回の研究では、遺伝子を解析したり、マイクロCTスキャンでカエルの歯や骨のわずかな違いなどを明らかにすることで、それぞれが独立した種であることを確かめた。

 これらの小さなカエルは、アリやシロアリ、トビムシといった小さな生物を獲物にするなど、ほとんど競争相手がいない生物学的なニッチ(生物が利用する環境の要因)を活用するために、わざわざ体を小さくする方向へと進化してきた可能性が高い。

続きはソースで

https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/032900193/02.jpg


ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/032900193/
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引用元: 【生物】新種の極小カエルを発見 ホチキスの針サイズ マダガスカル[03/29]

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1: 2019/03/09(土) 13:50:02.55 ID:CAP_USER
地下資源の利権に翻弄される限られた生息地。希少な種の保護を阻む背景に汚職も

 南米エクアドル、アンデス山脈のふもとの丘陵地帯を流れる小川のほとりで、美しい新種のアマガエルモドキが発見された。この成果は、2019年2月26日付けの学術誌「PeerJ」で発表された。

 アマガエルモドキは、皮膚が半透明で内臓が透けて見えるカエルだ。一生のほとんどを樹上で過ごすが、繁殖時は水辺に下りる。今回見つかった新種のアマガエルモドキも半透明の体をしているが、背中に黄色の斑点が多数あり指には水かきがないという、ほかの仲間と比べて珍しい特徴があった。

 この新種は、生息地のマンドゥリアク川保護区にちなんで、マンドゥリアクアマガエルモドキ(Nymphargus manduriacu)と名付けられた。

続きはソースで

https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/030800150/ph_thumb.jpg?__scale=w:500,h:333&_sh=0a20d30f10

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/030800150/
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引用元: 【生物】透明カエルの新種発見 エクアドル金鉱候補地で[03/08]

透明カエルの新種発見 エクアドル金鉱候補地での続きを読む

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1: 2018/12/30(日) 20:24:18.20 ID:CAP_USER
北海道大学の石山信雄博士研究員および国立環境研究所の先崎理之研究員らの研究グループは、道路を模した人工的な裸地上では、交通騒音によってニホンアマガエルの夜間の移動分散距離が短くなることを明らかにした。交通騒音が、カエルなどの両生類の道路上での轢死(れきし)を助長している恐れを示す初めての実証データとなる。

 都市や道路などで分断された生息地にすむ動物は、しばしば周囲の様々な土地利用を通過して近隣の生息地まで移動分散する。近年、道路網の急速な発達に伴い、こうした動物の移動分散に対する交通騒音の影響が注目を集めてきたが、実証的な調査はこれまで行われていなかった。

 研究グループは、都市に存在する3種類の土地利用(森林・草地・道路を模した人工的な裸地)について、各2か所の実験区を設置。アマガエル76個体を用いて、各実験区でスピーカーから交通騒音を流した場合と流さなかった場合の一晩あたりの移動距離を調べた。

続きはソースで

論文情報:【Global Ecology and Conservation】Noise pollution alters matrix permeability for dispersing anurans: Differential effectsamong land covers
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2351989418301525

https://pbs.twimg.com/media/Dvpk_wlUUAA0p_x.jpg
https://univ-journal.jp/24225/
images


引用元: 【生物】路上のカエルは交通騒音で動きが鈍くなり轢死(れきし)している、北海道大学などが調査[12/30]

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1: 2019/01/15(火) 15:48:09.84 ID:CAP_USER
 「面白いアイデアだ」「発想の勝利ではないか」――筑波大学と大阪大学がこのほど発表した、カエルの合唱の“ある法則性”を活用する研究結果が、ネット上で注目を集めている。ニホンアマガエルの合唱は、個々では鳴くタイミングをずらし、全体では一斉に休む時間がある。この法則性をIoT機器のネットワークに応用すれば、近くの端末同士のパケット衝突を回避できる一方、省エネにもつながるという。

 カエルの合唱とIoT機器のネットワークという、一見すると関係がないように思える事柄を結び付けた研究結果に、ネット上では「すごすぎる」「まさかの応用」などと驚きの声が上がっている。研究の経緯を、筑波大学の合原一究助教(システム情報系)に聞いた。

■カエルの合唱に“隠された法則性”

 ニホンアマガエルの実験で、研究チームが確認した法則性はこうだ。短時間では「オス同士が鳴くタイミングをずらしている」が、長時間では「鳴いている区間(時間帯)をそろえる」つまり「一斉に休んでいる」というものだ。研究チームは、この鳴いたり休んだりという法則性を数式で表現し、実験結果と比べることにした。

 まず、個々のカエルは鳴くたびにエネルギーを失い、疲労度が増すという仮説を立てた。その上でエネルギーと疲労度、周囲で鳴いているオスの有無によって、周期的に鳴き声を出す状態(発声状態)と鳴かずにエネルギーの消費を抑える状態(休止状態)を確率的に切り替える数理モデルを作成し、シミュレーションしたところ、実際のカエルの合唱を再現できた。
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1901/15/kf_kaeru_02.jpg

 さらに、この数理モデルを無線センサーネットワークに応用した。

 無線センサーネットワークとは、センサーを搭載した無線端末をたくさん並べたもの。近くの端末同士が通信し、バケツリレーのようにデータを送っていくことで情報を集めるというもので、例えば農場の広範囲の状態を監視する――といった用途が見込まれている。

 ただ、個々の端末が電池で駆動している場合、通信できる回数には限りがある。そのため、近くの端末同士が同時にデータ(パケット)を送り合い、受け渡しに失敗する問題(パケット衝突)を回避したり、適当なタイミングで休止状態に入ったりして、消費電力を抑える必要がある。

 この制御の部分に、カエルの合唱の法則性を応用したのだ。
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1901/15/kf_kaeru_03.jpg

■驚きの発想が生まれた背景

 研究結果の発表を受け、ネット上では「カエルの合唱の研究が、無線センサーネットワークの制御に役立つことを思い付いたきっかけは何だったのだろうか」という声も上がっている。

 これに対し、合原助教は「むしろ逆で、カエルの合唱を理解するために、無線センサーネットワークの考え方が役に立つのではないかと思ったのが、私にとってこの研究のスタート地点だった」と説明する。これまで合原助教は、カエルの合唱のパターン、特に近くの個体同士がタイミングをずらして鳴く現象を研究してきた。

 カエルが小さな体のわりに大きな鳴き声を出せるのはなぜか。有限のエネルギーをどのように活用すれば効率的にメスにアピールできるのか。同様の問題を抱えたシステムとして注目したのが無線センサーネットワークだった。

 ただ、合原助教は「このような発想ができたのには背景がある」と振り返る。それは、今回の研究論文のラストオーサー(最終著者)でもある大阪大学大学院の村田正幸助教(情報科学研究科)の研究室に2006~08年ごろに所属していた牟田園明さんの研究だった。

続きはソースで

ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1901/15/news085.html
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引用元: 【通信技術】「すごすぎる」「発想の勝利」 カエルの合唱の“法則性”、通信の効率化に応用 研究者に聞く[01/15]

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1: 2018/11/15(木) 10:59:13.08 ID:CAP_USER
自然の状態ならそこに住んでいなかった生き物が、あちこちから運び込まれて定着している。外国から来る場合もあれば、国内の他の地域からやってくる「国内外来種」もある。たとえば、かつて北海道にいなかった本州のアズマヒキガエルは、今では函館や旭川など道内の各地で繁殖が確認されている。


写真1 アズマヒキガエル(写真と図は、いずれもカジラさんら研究グループ提供)
https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/img/181115_img1_w360.jpg

アズマヒキガエルの卵は、晩春の池で孵化(ふか)する。そこにはすでに北海道在来のエゾサンショウウオの幼生や、大きくなったエゾアカガエルのオタマジャクシがいる。アズマヒキガエルのオタマジャクシは小さくて動きが鈍いので、エゾサンショウウオやエゾアカガエルの子どもたちのえさになる。


写真2 エゾアカガエル
https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/img/181115_img2_w360.jpg

ヒキガエルは毒をもっている。アズマヒキガエルのオタマジャクシを食べたエゾアカガエルやエゾサンショウウオの子どもたちは、大丈夫なのだろうか。

それが、まったく大丈夫ではなかった。北海道大学の修士課程で研究していたエバンゲリア・カジラさん、岸田治(きしだ おさむ)准教授が水槽で実験したところ、外来のアズマヒキガエルのオタマジャクシを食べたエゾアカガエル、エゾサンショウウオの子どもは、その多くが死んでしまったのだ。とくにエゾアカガエルの致死率が高かった。

続きはソースで

図 外来のアズマヒキガエルと在来のエゾアカガエルのオタマジャクシを一緒にすると、エゾアカガエルは3日後までに全数が死んだ(左から2番目)。しかし、エゾサンショウウオは半分しか死なない(右端)。
https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/img/181115_img3_w560.jpg

SciencePortal
https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2018/11/20181115_01.html
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引用元: 【生物】北海道のカエルは本州から来た外来カエルを食べて死ぬ[11/15]

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1: 2018/10/16(火) 13:34:50.44 ID:CAP_USER
■本研究成果のポイント

世界に生息する28種のカエルについて性染色体注1を同定した結果、過去5500万年の間に13回、性染色体の高頻度な取り替え現象が明らかになりました。
性染色体の取り替えはランダムではなく、5本の染色体の間で繰り返されていることが明らかになりました。
哺乳類では1億7千万年、鳥類では1億年の間、性染色体の取り替えは生じていません。それに対し、カエルでは5種類の性染色体を高頻度で取り替えるという、性染色体進化の新しい様式が解明されました。

■概要

広島大学両生類研究センターの三浦郁夫准教授および、スイス、アメリカ、イタリア、フランス、カナダ、メキシコ、スペイン、韓国そしてアルメニアの国際共同研究チームは、世界に生息する19種のアカガエル類注2について性染色体を同定しました。そして、これまで調べられた9種と合わせ合計28種において、系統進化に伴う性染色体の進化様式について解析しました。
続きはソースで

■用語解説

(注1)性染色体
オスないしメスの性を決める染色体を性染色体と呼び、性を決定する遺伝子が乗っています。それ以外の染色体を常染色体と呼びます。

(注2)アカガエル類(True frog)
アカガエル科に属するカエルで池や水田を主な生息地とします。わが国では、ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、トノサマガエル、ツチガエルなどがこれに含まれます。

https://www.hiroshima-u.ac.jp/system/files/106749/01.jpg
図1 28種のアカガエル類における性染色体の取り替え

https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/47709
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引用元: 【生物】取り替える(とりカエル)性染色体 ~カエル類で解明された性染色体の新しい進化様式~広島大学

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