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造血幹細胞

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1: ベガスφ ★ 2013/09/02(月) 17:31:54.06 ID:???

"造血する新細胞、マウスで発見…東大チーム"

骨髄の中に、赤血球や血小板などの血液の細胞に変化する新たな細胞をマウスで見つけたと、東京大の中内啓光教授らが30日、米科学誌セル(電子版)に報告する。

中内教授は「血液の細胞ができる過程が新たにわかった。白血病などの原因究明につなげたい」
と話している。

血液の細胞は、骨髄中の造血幹細胞から、前駆細胞を経てできると考えられてきた。
中内教授らは、遺伝子を操作して、紫外線を当てると光る特殊な造血幹細胞をつくり、マウスに移植。
定期的に採血し、造血幹細胞から血液細胞に変化していく過程を詳しく調べた。

その結果、赤血球や血小板などに変化する新たな細胞が見つかった。
ただし、この細胞はリンパ球にはならないという。

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http://www.yomiuri.co.jp/photo/20130830-452186-1-L.jpg
2013年8月30日09時52分
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130830-OYT1T00210.htm

Clonal Analysis Unveils Self-Renewing Lineage-Restricted Progenitors Generated Directly from Hematopoietic Stem Cells
Cell, Volume 154, Issue 5, 1112-1126, 29 August 2013
http://www.cell.com/abstract/S0092-8674(13)00964-1

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プレリリース
http://www.u-tokyo.ac.jp/cms/wp-content/uploads/2013/08/20130829_RI_ims_fig1.jpg
http://www.u-tokyo.ac.jp/ja/todai-research/research-news/discovery-of-unexpected-hematopoietic-differentiation-pathway/



【血液】自己複製能力を有する骨髄球性前駆細胞と造血幹細胞から分化される血液細胞の新しい分化経路の続きを読む

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1: ケンシロウとユリア百式φ ★ 2013/06/29(土) 17:19:03.44 ID:???

免疫力の「若返り」を手助けするたんぱく質を動物実験で発見したと、大阪大などの研究チームが発表した。

加齢による免疫力低下の予防や治療につながる可能性があるという。
米専門誌「イミュニティー」電子版に掲載された。

免疫細胞などを生み出す大本になる「造血幹細胞」は、老化とともに免疫を担うリンパ球を作る能力を失っていくが、詳しい仕組みはよく分かっていない。

チームの横田貴史・大阪大助教らは、マウスの造血幹細胞で、加齢とともに「Satb1」というたんぱく質が減少していることを確認。人間で20歳代にあたるマウスの造血幹細胞で、このたんぱく質を通常の20~10倍作るよう遺伝子操作を行ったところ、リンパ球の生成が約100倍に増えた。
人間の70歳代にあたるマウスでも、通常の約3倍に増えた。

横田助教は「感染症に対する高齢者の免疫力を高める技術開発などにつながれば」と話している。

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ソース:読売新聞(2013年6月29日15時14分)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130629-OYT1T00389.htm
関連リンク:大阪大学のプレスリリース
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/ResearchRelease/2013/06/20130625_1
関連リンク:Immunityに掲載された論文要旨
「The Satb1 Protein Directs Hematopoietic Stem Cell Differentiation toward Lymphoid Lineages」(英文)
http://www.cell.com/immunity/abstract/S1074-7613(13)00241-0



【医学】免疫力の「若返り」を手助けするたんぱく質を発見…加齢による免疫力低下の予防や治療につながる可能性の続きを読む

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