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閉経

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1: 2016/03/02(水) 19:34:53.82 ID:CAP_USER*.net
いきなりで恐縮だが、なぜ女性には更年期や閉経があるのだろうか――。

■なぜ人間の女性に更年期と閉経があるのか

人間界では当然の更年期も、動物界ではレアケースだ。哺乳類の中で更年期を経験するのはアカゲザル、オランウータン、チンパンジーくらいで、閉経にいたってはシャチとゴンドウクジラのみとといわれる。考えてみれば、生殖能力のピークを過ぎて、さらに閉経しても、その後もアクティブに生きていられるのは人間の女性しかいないだろう。

それにしても、閉経とは奇異な現象といえる。なぜならダーウィンの『進化論』に則り、生きとし生けるものの生物学的基盤が子孫を残すことであるなら、それを残せない性質は淘汰され、集団から排除されてしまうはずだ。ほかの哺乳動物たちは死ぬ間際まで繁殖できるのに対し、ヒトのメスは50歳前後に閉経しておしまいとなる。なにゆえ、彼女らは閉経後も平均して30年近く生き続けるのか。この生物学における人類の大きな謎とされてきた更年期と閉経だが、先日イギリスで「進化生物学的理由」が発表され、注目を集めている。

英王立協会の専門誌「Biology Letters」(2月17日付)に掲載された論文によれば、「更年期は生物の進化過程での順応現象ではなく、進化上で起こった“不測の事態”」ということらしい。この研究の筆頭著者であるリパプール大学の進化生物学者ケビン・アーバックル博士は「元々、ヒトの肉体は短命にデザインされていたはずです。ところが、現在のように想定外に長く生きるようになったことから、ヒトには生殖器官の機能を失っても持って生まれた寿命を引き延ばしている状態が生じているといえます」と述べている。つまり、更年期とは生殖年齢を過ぎても存命しているために起こる、言葉は乱暴だが「用済み後のエラー作動」なのだ。

続きはソースで

no title

(文=佐藤Kay)

http://tocana.jp/images/postmenopausal2.JPG
http://tocana.jp/2016/03/post_9024_entry.html

引用元: 【科学】なぜ人間のメスは閉経後30年も生き続けるのか? 進化生物学者「孫の代まで生き続けることで、自分の遺伝子を確実に保護」

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1: 2014/10/12(日) 10:58:54.74 ID:???.net
◆本当?20年後には「閉経」がなくなる?!―英学者発表

■要約
・卵巣の老化をコントロールすることが20年以内に可能になる米専門家は語る・閉経後も保持される未発達の卵胞で、閉経を遅らせることが可能になるという・女性の妊娠における年齢制限を実質的に無くすことができると説明している

卵子の老齢化による妊娠への障害、更年期障害などは、医療技術の進歩により過去の話になるかもしれません?!
英ケンブリッジ大学での研究や、加齢への再生医療適用を研究する米非営利団体「Sens Research Foundation」の創立で知られる、幹細胞研究のパイオニア、オーブリー・デグレイ博士がタイムズ誌に語ったところによると、卵巣の老化をコントロールすることが20年以内に可能になるとのこと!

同氏は、最近の幹細胞・再生医療技術の急速な発達により、卵巣の老化を止めたり、はたまた若返らせることができることから、女性の妊娠における年齢制限は実質的に無くすことができる、と説明。

卵巣は臓器の一つであり、他の臓器に使われている老化阻止の治療を適用しない理由はないと述べ、「人工心臓のように細胞組織を操作することで完全に新しい卵巣を作りだすことも可能」であり、様々な可能性があるとしています。

こうした彼の研究に対し、PayPalの創業者であり様々な投資活動で知られるピーター・ティール氏などをはじめ、膨大な資金援助が集まっているのだとか。

他の専門家もまた、女性の生殖機能をめぐる医療技術が大きく発達してきている、と指摘しています。
エジンバラ大学の生殖を専門とする生物学者、Evelyn Telfer氏も同様にタイムズ誌にコメントしており、早期閉経の治療が可能となる兆しが見えている、と話しています。

同氏によると、女性の卵子は生まれる前に出来ていて数が決まっており、増えることがないものという定説があるものの、卵巣は閉経後も未発達の卵胞を保持する貯蔵庫のようなものを持っているという研究結果が増えてきているとのこと。
将来的には、その卵の活用によって閉経を遅らせることが可能になるとみています。

近い将来、高齢出産がますます増えることになるのかもしれませんね……!

マイナビウーマン 2014年10月12日8時53分
http://news.livedoor.com/article/detail/9350519/

引用元: 【医学】20年後に「閉経」がなくなる可能性…卵巣の老化をコントロール=英学者が発表

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1: 伊勢うどんφ ★ 2013/12/11(水) 09:31:32.86 ID:???

更年期を迎えた女性にさまざまな症状が出るのは、父親と母親からそれぞれ受け継いだ遺伝子が、まるで「けんか」をするように、全く逆の働きをし始めるからだとする研究成果を総合研究大学院大学などが発表しました。

神奈川県の総合研究大学院大学などのチームは、ヒトが父親と母親からそれぞれ遺伝子を受け継いでいることに注目し、これらの遺伝子が女性の一生のうちに、どのように働くのか理論的に解析しました。
その結果、双方の遺伝子は、女性が若いころは互いに協力し、子どもを産めるように働きますが、一定の年齢を過ぎると、 父親からの遺伝子は、閉経を促すことが分かりました。

このとき、母親からの遺伝子は、月経を起こして子どもを産めるよう働くため、互いにまるで「けんか」をするように逆の働きをして更年期にさまざまな症状が出ると考えられるということです。
この理由について、研究チームは百万年以上にわたるヒトの生態を考えると、父親の遺伝子としては、年を重ねた女性にさらに子どもを産んでもらうより、子育てに専念してもらうほうがより多くの子孫を残せるため、それが遺伝子の働きとして現れているのではないかとしています。
研究チームの大槻久助教は、「謎の多い更年期のメカニズムの解明につながる成果だと思う」と話しています。


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NHK 12月10日 16時54分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131210/k10013720931000.html

総合研究大学院大学プレスリリース
http://www.soken.ac.jp/news_all/3252.html

Ecology Letters
論文タイトル:Ecology drives intragenomic conflict over menopause



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1: 白夜φ ★ 2013/06/17(月) 22:09:10.42 ID:???

閉経の原因は男性が若い女性を好むから?研究論文
2013年06月16日 19:14 発信地:ワシントンD.C./米国

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【6月16日 AFP】女性が閉経する原因は、男性がパートナーとして若い女性を好む傾向があるからかもしれない
━━こんな論文が13日、科学誌プロス・コンピュテーショナル・バイオロジー(PLOS Computational Biology)に掲載された。

論文の著者の1人、カナダ・マクマスター大学(McMaster University)のラーマ・シン(Rama Singh)教授(進化遺伝学)は
「女性がいくつになっても出産することができ、男性がパートナーとして高齢の女性を避ける傾向がなければ、女性は男性と同様、生涯にわたって生殖能力を維持しているはずだ」と語り、高齢の女性が子供を産めなくなるのは、子育ての手伝いをすることによって一族の生存を助けるためだという説(おばあさん仮説)には納得できないと述べた。

そこでシン教授は、男性は高齢になっても若い女性パートナーを求めるため高齢女性にとってはパートナーとなり得る男性が少なくなって生殖ができなくなり、このため閉経という現象が生まれたという仮説を立てた。

シン教授らの論文は、男性がパートナーとして若い女性を求めることが女性の遺伝子の変異につながり、その積み重ねが生殖能力に悪影響をもたらして閉経をもたらした可能性があることを、コンピューターモデルも使って示した。

■同意しない専門家も

閉経が主にヒトに起こる現象だとみられることに疑問を呈したシン教授の主張は、多くの人を驚かせたものの、すべての専門家を納得させたわけではない。
米ニューヨーク大学医学部(New York University School of Medicine)のスティーブン・ゴールドスタイン(Steven Goldstein)教授(産婦人科学)は、「同意できない」とこの説を一蹴した。

「ヒト以外の霊長類にも閉経はある。ただし、こうした霊長類の閉経後の平均余命は非常に短い。おおむね1850年代まではヒトも同じだった。
1850年の平均閉経年齢は46歳、平均寿命は50歳で、チンパンジーやゴリラのものと、より近かった」という。

今回の研究には参加していないゴールドスタイン教授はAFPに対し、
「浄水や抗生物質などといった科学の進歩が人間の寿命を大幅に延ばした、というのがより正確な説明だろう。
高等霊長類における生殖能力の喪失は常に寿命が尽きる直前に起きていた。
女性が長生きするようになったのは、現代社会が発展したからにすぎない」と述べた。

シン教授らの論文はプロス・コンピュテーショナル・バイオロジーのウェブサイト上で
「オープンアクセス」として公開されており、自由に読めるようになっている。(c)AFP
________________

▽記事引用元 AFPBBNews 2013年06月16日 19:14配信記事
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2950568/10915515

▽関連
PLOS Computational Biology
Mate Choice and the Origin of Menopause
http://www.ploscompbiol.org/article/info:doi/10.1371/journal.pcbi.1003092



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